総務の小林です。
今日も私の徒然ブログにお付き合い頂き有難うございます。
今回はヤマヒロが家づくりで使用している木材、その中でも“杉(スギ)”について少し書きたいと思います。
日本が長い歴史の中で経済や文化がここまで発展してきた背景には、恵まれた自然環境があったことは少なからずあると思います。
その中でもスギに代表される優れた木の存在の影響は大きいと思います。
特にスギは“直ぐ”というようにまっすぐで大きくなり、軽い割には強く、耐久性が高い木材になります。
また縦に割れやすく、のこぎりのない時代でも割って板をつくることが容易でした。
遺跡にも見られるように、農業土木用にスギの板材が使われていましたし、建物には柱から板まで使われています。
また現代でもスギ材は装飾的で内装材としてもよく使われています。
世界にスギ科は日本をはじめ中国、アメリカ、メキシコなどに10種ほどありますが、“スギ”は日本にしかありません。
またスギの巨木は風格があり、神社仏閣のいわゆる鎮守の杜なども主役であるのはスギの森や並木ではないでしょうか。
このように日本の風土が育ててきたスギは太古の昔から生きながらえ、生活と共に歩んだ歴史があり、スギの材の木目や香りにどことなく親しみや懐かしさを感じるのもそのせいかもしれませんね。
総務部 小林孝弘