こんにちは、設計の玉中です。
2月に友人達と伊豆半島へ旅行に行った際のお話その7、2日目の午後のテーマパーク『虹の郷』へ行った後編です。
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伊豆旅行-1 韮山反射炉
伊豆旅行-2 伊豆長岡
伊豆旅行-3 碧テラス
伊豆旅行-4 修善寺温泉街 前編
伊豆旅行-5 修善寺温泉街 後編
伊豆旅行-6 虹の郷 前編
『虹の郷』は大きく6つのエリアがあり、
①イギリス村
②カナダ村
③伊豆の村
④匠の村
⑤日本庭園
⑥フェアリーガーデン（西洋花壇）
と分かれています。
前編では①イギリス村と②カナダ村を紹介したので、後編の今回は残りの4つを巡ります。
③伊豆の村
『伊豆の村』は玄関口であるイギリス村の北側に隣接するエリアで、江戸時代から明治時代頃の伊豆の農村をイメージしたエリアです。
玄関口に近いこともあり、飲食店とお土産物屋さんがあるエリアとなっています。
桜の時期や紅葉の季節には建物の周りが鮮やかに彩られるそうですが、2月ともなると葉も落ちていて寒々しい空気感。
加えてこの時は園内をグルッと回って最後に訪れたので、時刻は夕方の16時を過ぎていました。お店が16時で閉店した後なので、より一層活気のない寂しい雰囲気の写真になってしまいました。
伊豆市内で採れた新鮮な野菜のスムージーや手作りの炭火焼煎餅などが人気のようです。
④匠の村
『匠の村』は『伊豆の村』からさらに北へ坂を登ったところにあるエリアで、100年～300年前に建てられた茅葺の古民家を移築した集落です。岐阜県の揖斐川上流でダム建設のために失われてしまう村から民家を譲り受け、移築保存したものとなっています。
ココは様々な体験アクティビティが出来る場所で、紙漉き、江戸友禅・刺繍、木地玩具など伝統工芸の職人や芸術家の工房となっています。
体験活動の内容によって所要時間や料金、定休日などが異なりますので、事前確認が必要です。
体験活動の工房以外にも、昔の家財道具や生活用品を展示する「民具展示館」
お手玉・メンコ・独楽など昔ながらの玩具で遊べる「玩具遊び処」
漫画家・冨永一朗氏の忍者を題材にした作品集・一朗忍者考の原画を展示する「忍者漫画館」
などが追加料金不要で見学できます。
『虹の郷』のメインルートはイギリス村とカナダ村を結ぶ西洋風のエリアにありますが、コチラは全く異なる雰囲気で落ち着きます。
また、『匠の村』は『虹の郷』の中でも北側かつ坂を登った高いところにあるため、富士山を望むなら修禅寺の中でもトップクラスのビュースポットとなる展望台があります。
この日は曇り空で全然見えませんでしたが・・・。
⑤日本庭園
『虹の郷』の中心部に位置しており、最も大きな面積を持つエリアです。
エリア東側の『伊豆の村』や『匠の村』に隣接する場所に「菖蒲ヶ池」があり、そこから時計回りに桜、シャクナゲ、紫陽花、花菖蒲、藤棚と繋がっています。
残念なことに訪れたのは2月の半ばですから、咲いているのは紫陽花エリアを侵食したアブラナくらいで殆どは休眠中。シャクナゲや藤棚が花開く4月から5月上旬くらいがベストかなと思います。
「菖蒲ヶ池」のほとりに一軒の古民家が佇んでいます。
これは修善寺温泉を愛した文豪・夏目漱石が滞在していたという部屋を移築した『夏目漱石記念館』です。
「修善寺の大患」と呼ばれる、夏目漱石が胃潰瘍で大量吐血して生命の境を彷徨ったと言われる出来事が起きた舞台である部屋、そして門下生や家族と共に使用した雑貨などを見ることができます。
後に無事回復するのですが、この頃に修善寺で過ごした時のことが夏目漱石の人生観や作風に大きく影響したと言われています。
元々は旅館の2階だった部分を丁寧に移したそうで、建築の技術も感じます。
⑥フェアリーガーデン
最後に紹介するフェアリーガーデンは『カナダ村』と『日本庭園』の間にあります。
バラを中心とした西洋花壇エリアで、
六角形のバラの温室「プリンセスローズハウス」
四季の草花とジオメトリックなレイアウトの西洋花壇「ロイヤルローズガーデン」
エリア北西に広がる「見はらしの丘」
の3つのスポットから成っています。
繰り返しになりますが訪れたのは2月のこと。
バラの最盛期は5月中旬と10月中旬の年2回と言われていますので、まさに季節外れでした。
本当なら100種類以上、2300株を超えるバラが鮮やかに咲き誇るそうです。
「見はらしの丘」には眼下にフェアリーガーデン、日本庭園を見下ろせる高さ3ｍの巨大ブランコがあります。
夏場なら芝生も綺麗に生えそろい、子どもの喜ぶ人気スポットとなるようです。
異国情緒溢れるエリア、日本の古民家や暮らしの様子を見られるエリア、四季の移ろいや自然を感じられるエリアと幅広い見所がありましたが、総じて「花の綺麗な季節に来たかった」という感想のテーマパークでした。
今回は使用していませんが、園内の移動にはロムニー鉄道だけでなく園内周遊バスや電動モビリティのレンタルもあります。
また、場所が少し離れるので行きませんでしたが、子ども用のアスレチック『インディアン砦』やワンコと一緒に走り回れる『ワンちゃん広場』などもあります。
花が咲いている時期の写真や『匠の村』の各種体験など、その他の情報は公式HPより御確認下さい。
修善寺 虹の郷（にじのさと）｜ 公式HP
全7回と思ったより長くなった伊豆旅行もこれでおしまいです。
鎌倉幕府を開いた源頼朝、妻である北条政子、その親族たちの影響が今尚色濃く残っていて、温泉好きだけでなく歴史好きにもオススメのエリアでした。
新築事業部 管理設計 玉中健太
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