道の駅っておもしろい-2　かつらぎ

公開日:2024年11月29日　最終更新日:2024年11月29日

こんにちは、設計の玉中です。

全国各地に存在する『道の駅』にお世話になっている方も多いのではないでしょうか。

実際に訪れた道の駅の中で、ユニークだったり面白かったりしたところを紹介する第二弾。
今回は奈良県にある道の駅『かつらぎ』を取り上げます。

道の駅『かつらぎ』は奈良県葛城市に位置し、有料道路である南阪奈道路の「葛城IC」の出入口が県道30号線・通称「山麓線」に合流するところにあります。

北には香芝市があり、ハイキングコースとして人気の二上山などがあります。
東には奈良県内で人口4位の大和高田市や同2位の橿原市が続き、藤原宮跡などがあります。
南には景勝地として人気な大和葛城山の山麓公園に繋がり、御所市へと抜けることもできます。
西は背後が山となっており、山の向こう側は大阪府南河内郡です。

私は和歌山県新宮市にある親戚の家に行く際に、西名阪自動車道の柏原ICから国道165号線・通称「大和高田バイパス」を経由してこの「山麓線」に入り、五條市まで抜けていくルートをよく通っています。

道の駅『かつらぎ』はまだ完成して8年と日が浅い道の駅で、11月3日～4日には8周年の開業祭を行っていました。

地元の中学生によるブラスバンドや猿回し、尺八の演奏会などが催されたそうです。

道の駅『かつらぎ』には一般的な道の駅によくある機能は一通り揃っています。
具体的にはトイレ、土産物や地域の特産品の物販、お昼ご飯やカフェ休憩が出来るフードコート、そして観光案内所ですね。

物販スペースはちょっとしたスーパーくらいの売り場面積があります。
入ってすぐのところには生花と時期に合わせた特産品があって、季節を感じさせてくれます。

お土産物は奈良県南部では定番の「柿の葉寿司」や吉野地方の名産「ごま豆腐」などが人気で、季節のものとしてはフルーツとしての柿を使った羊羹や最中がイチオシのようでした。

フードコートは片流れ屋根に合わせた勾配天井の吹抜けになっていて、排煙用を兼ねた高窓や東側にあるテラス席側のガラス張り壁から入る光と、床の反射が合わさってかなり明るいです。

奈良県の名物「柿の葉寿司」や定番商品の丼ものに麺類を扱う定食屋さん、瓦そばのお店、鉄板焼きのお肉を乗せた肉すいや焼きうどんを提供するお店、本格的なジェラートが魅力のカフェ、持ち帰りにも嬉しいパン屋さん、地元の農家さんから直接仕入れて加工しているテナントショップがあります。

今回は夕方の4時くらいに休憩で寄っただけなので、テナントショップでソフトクリームだけ購入。
珍しいご当地ソフトの「桑の葉ソフト」が目を引きます。
甥っ子がシャインマスカットのミックスを指さしていますが、結局はバニラを食べました笑

フードコートの奥には「ふるさとギャラリー」という一角が設けられており、地域の方が作成した木工品や絵画・写真などが展示されています。

この道の駅『かつらぎ』で一番面白いところは、観光案内所を兼ねた【木育・情報棟】です。

観光案内所として近隣の観光スポットを紹介したりイベント情報を発信しているのはもちろんですが、地場産業である吉野杉を中心とした木材製品にフォーカスしたブースが設けられています。

葛城市が「相撲発祥ゆかりの地」としてアピールに力を入れており、観光大使を横綱の白鵬関が務めておられることにリンクさせて、この木育ブースも相撲の土俵をイメージしたデザインとなっています。

【道の駅　かつらぎ】
住所：〒639-2153 奈良県葛城市太田1257
営業時間：農産物直売所 9：00～18：00
　　　　　フォレストカフェ 9：00～18：00
　　　　　レストラン 11：00～18：00　(オーダーストップ 17：30)
HP：奈良県葛城市道の駅かつらぎ | 国土交通省選定重点道の駅│奈良県葛城市道の駅かつらぎ

葛城市のマスコットキャラクター蓮花(れんか)ちゃんも待っていますので、奈良県中南部にお越しの際には立ち寄ってみてください。