こんにちは、設計の玉中です。
岡山県真庭市にある『勝山町並み保存地区』の散策記事、最終回となる第四弾です。
『勝山文化往来館ひしお』を後にして、元の道に戻らず南下して出雲街道に合流。
そこから少しだけ下ったところに、勝山で唯一「完全な武家屋敷」として残っている通称『渡辺屋敷』こと『勝山武家屋敷館』があります。
渡辺屋敷は家老の次に位する上級武士の家系・渡辺家の邸宅で、1764年の建築以来200年以上に渡って当時のまま現存している貴重な建物です。
S61年に老朽化のため土蔵を改修する際に武家関連の資料のための展示館となりました。
現在は民俗資料館として一般公開されており、入館料も大人200円とかなり良心的です。
無料の駐車場もありますが台数は限られますし、そこへ至るまでの細い道を入って行くのも大変なので、観光駐車場に置いたまま徒歩で来て見学するのがオススメです。
他のお客さんも多いわけではなく、屋敷の内外を自由に見学できるので、ゆったりと過ごせます。
石場建の瓦葺きの平屋で、門をくぐると竹で出来た雨樋や目の細かい竹細工の戸が目に入ります。
内部も現代の住宅では見られなくなった「おくどさん」や「差し鴨居」、「違い棚と天袋のある書院」などがあり、時代の移りを感じさせます。
内部が資料館となっている土蔵も母家と同じく瓦葺きに土壁の建物で、古い蔵によく見られる羽目殺し窓もあります。
中には甲冑や武器、当時の絵巻物などが展示されています。
屋敷の敷地内には井戸もあり、井戸の近く(屋敷の裏口付近)には馬小屋があったと考えられています。一般家庭ではなく上級武士の邸宅だったことが分かりますね。
武家屋敷館を見終わった後は出雲街道へ戻って、車を止めたJRの駅方面へ向かっていきます。
勝山は「暖簾の町」と呼ばれることもあり、その中心となっている桧の草木染め工房兼アートギャラリーや、木製アーケードが両側に設置されている駅前商店街「ウッドストリート」などを見て回ります。
勝山の散策を終えた後は、高田城址から町並み保存地区にかけてよく歩いた脚を休めるため、以前紹介記事も書いた『湯原温泉郷』へ寄ってから帰りました。
住宅事業部 実施積算課 玉中健太
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