こんにちは、設計の玉中です。
先日記事にした『山林を歩く⑨ 高田城址』の続きで、勝山町並み保存地区を歩いてきました。
勝山町並み保存地区は南北に長い岡山県真庭市の中では中央やや南寄りに位置しており、JR中国勝山駅の北西に広がっています。
本社のある宍粟市から車で1時間15分くらいの距離にあります。駅前や保存地区の外周部近くなどに無料の駐車場が幾つもあるのが嬉しいところです。
最寄り駅のJR中国勝山駅は姫新線なので姫路から1路線で行くことが出来ます。しかし、各駅停車しかない上に1路線の中でも乗り換えが必要なので3時間以上かかります。
山崎や福崎から中国ハイウェイバスで津山まで行ってから電車を使うか、岡山駅から中鉄バスを利用するか、ということもできますが、やはり車で行くのが早いでしょう。
勝山には関西と山陰を結んでいた出雲街道が通っており、かつては交通の要所として賑わっていました。
現在でも武家屋敷や酒蔵など、宿場町だったころの建物群が残っており、S60年に岡山県では初めて町並み保存地区に制定された地域です。
その後も、歩いてみたい日本の百か所『遊歩百選の町』や、国交省が主催する都市景観表彰『美しいまちなみ大賞』を受賞しています。
また、ヒノキをはじめとする草木染の暖簾の町、そして雛人形の町としても知られています。
今回は高田城址から降りてきたところ、保存地区の北の端から駅に向かって南下していくルートで散策します。
北から歩いてくるとまず目に留まるのは高田城の鎮守社だったとされる『速日神社』と、その隣に広がる高田城の『三の丸跡』です。
この三の丸はお城ではなく家臣たちの居住区であったと考えられており、建物の基礎だったであろう礎石や屋根瓦の残骸・井戸跡・茶碗や武具や碁石などが見つかっています。
室町時代後期から江戸時代初期にかけての所謂「戦国時代」
その当時の文化を知る手がかりになっています。
続いては中央図書館の駐車場スペースにある「だんじり展示場」です。
地域の一大イベント『勝山喧嘩だんじり』で使われる神輿や法被などが飾られています。
「岡山三大だんじり」の1つに数えられており、毎年10月19日・20日に行われる『勝山祭り』の花形と言ったところで、だんじり同士を正面からぶつけ合う様子はかなりの迫力だそうです。
資料館横の用水路には古い水車の名残があります。
水車自体はもっと古くから各地で使われていましたが、高田城付近については残っている書物によると、江戸時代後期の天保の頃に酒造りをしていた豪商が整備したと書かれているそうです。
その後も機械化が進む大正時代頃までは多くの水車が利用されていたようです。
町並みを眺めながらのんびりと歩みを進めていると、無料休憩所の看板を発見。
中にはテーブル・イスだけでなく薪ストーブもあり、冬には重宝しそうです。
看板が残っている様子をみると、以前は飲食店だったのでしょうか?
さらに南下を続けていきますが、長くなってきたので今回はここまで。
また続きも書いていきたいと思います。
住宅事業部 実施積算課 玉中健太
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