みなさんこんにちは。営業村上です。
さてさて今日は【家相】のはなしです。
先日家の蔵をゴソゴソしていると、あやしい書物を発見!
なになに・・・大正7年・・たっ大正??
私「Hey Siri 大正7年はなんねんまえ?」
Siri「それは102年前でしょう」
便利なスマートフォンのおかげで助かります・・笑
これは102年前の家相鑑定書でした。鑑定者は「富田南岳」という人。宅長 村上貞吉は私の高祖父。ひいひいおじいちゃんですね!
こんな昔から家相はあるのですね。
〇〇の方角に△△したら必ず大病になる!とか家が滅びる!とか怖いことがたくさん書いてありました笑
そもそも【家相】とは?
今どき家相なんて考えていたら、使いづらくて住み心地の悪い家になってしまう」とか、「家相は単なる迷信に過ぎないんじゃないの」という人が殆どかも知れません。しかし、一方で、家相を気にして迷っている人も多くいるのも事実です。住まいづくりにおいて家相とどう付き合っていけばよいのかを考えてみましよう。
家相とは中国から奈良時代に仏教とともに伝わり、その後日本独自の発展をしてきました。特に江戸時代は庶民に向けた家相書が多く発刊され、明治維新まで15を超える家相の流派があったと言われています。現在も家相の流派はさまざまで、決まったものがあるわけではありません。
家相の基本となるのが、方位別に良し悪しを盛り込んだ「家相盤」で住まいのどの方向に何を配すれば良いのか、何を配してはいけないのかなどが記されています。特に一般的に言われるのが、北東方向にある「表鬼門」です。この方向は日当たりが悪くジメジメとし、冬は寒い場所になります。そこで先人達は、「そこにトイレや浴室を配置してはいけない」と言ったわけです。また、北方位は神聖なものとされ、トイレなどの不浄物をつくることはタブーとされていて、仮にそこに配置すると、病気になる恐れがあるといった家相書もあります。
これが大正7年に鑑定してもらった私の実家図面です。家の真ん中あたりに家相盤がちゃんとおいてありますね。いろいろ考慮してこの間取りになったのでしょう。
家を建てたいと思った時、おそらく家族内に不幸なことや大きな悩みはないはずです。そんな時だからこそ人は迷い、何かに頼るのでしょう。しかし、仮に家相をチェックしたところで、家族内に問題は起きず、幸せな家庭が築かれるかというと・・・どうでしょう?
家相とはあくまでも江戸時代までの生活環境、建築技術を前提にしたものです。
現代には現代の設計手法があります。
ぜひ一度ヤマヒロの設計セミナーなどで勉強されてみてはいかがでしょうか?
せっかくなので楽しく家づくりをしましょう!
新築事業部 営業設計課 村上裕康