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現場調査 その3

現場を調査する際、建物の現状を把握しながらですが、設計側(プランニング)の者として、外せないのが、建物の方位とか日照、風の通り、近隣の建物状況になります。

ファサードを見た瞬間に、『天の声』が聞こえる事があります。

実は、勝手なマスターベーションですが、こんな風に、こうやって、ココはこうするのが良いよなぁ・・・と模索しながら、改修後の計画を連想して計測したり、現状を診ていきます。この瞬間は、設計側の者としては、時間を忘れるひとときとなります。笑

ココの柱は、見せて・・。梁はこんな風に使って・・・、とか。また日差しを取り入れる場所と、そうでは無い暗さを演出する場所の設定も考えてみたりします。

風通しは、ココから入れて、ココへ出そう・・とか。現場調査では、頭の中の7割くらいを現状調査に使いながら、残りの3割でこんな事を、コソコソと考えています。

独りよがりな考えが、お客様のインタビュー(聞き取り調査)で一致するポイントがあると、共感しながら、ワクワクを抑え気味に次の計画へと進めます。




近隣の建物と違和感が出るようなファサード(メイン外観)にならない事、家での生活が楽しくなる様な間取りを考えて、考えて作ります。

谷口 充

谷口 充

常務取締役 リノベーション事業部

資格:一級建築士・一級施工管理技士

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