こんにちは、設計の玉中です。
『動物に癒される-11』で取り上げた猫たちのいる、
湯原温泉郷についてご紹介します。
過去記事『動物に癒される-11』は下のバナーからどうぞ。
改めて湯原温泉郷の概要です。
湯原温泉は岡山県中部にある真庭市の温泉街で、
宍粟市の本社から中国縦貫道と米子自動車道を使って1時間15分くらいの距離です。
1981年（S56年）に旅行作家・温泉評論家の野口冬人氏が中心となってまとめられた「露天風呂番付」で「西の横綱」に選定されており、温泉好きな方にとっては有名な観光地となっています。
特に名物の「砂湯」は無料で入れる大露天風呂（野湯）として知られています。
砂湯は湯原温泉郷の一番奥に位置しており、北の山岳地帯から流れて来る「旭川」の一部、湯原湖のダムのすぐ下にあります。
川の底から湧き出る温泉は良質なアルカリ性で肌触りが良く、湯量も多い上に地元の方たちの協力もあって24時間無料で開放されているので、いつでも安定して入れます。実際に湧き出ている様子を見ることは出来ませんが、川底からボコボコと湧いて砂が持ち上げられていた様子から「砂湯」と名付けられました。
湧き出した源泉からの距離などによって温度の異なる3つの湯舟に分かれており、
美人の湯・子宝の湯・長寿の湯とそれぞれ名付けられています。
また、新緑や紅葉・雪など季節によって味わいを変えるところも魅力の1つです。
野湯ということもあって男女混浴ですが、写真右の小屋が簡易脱衣所になっており、温泉街の中の数か所では女性限定ですが湯浴み着の有料レンタルもあります。
下着メーカー・ワコールが温泉街の方たちと共同開発した湯浴み着で、体に貼りつきにくくて濡れても透けないので安心！とのことです。
（ちなみに私はあらかじめ水着を用意して行きました。）
砂湯以外にも温泉旅館の日帰り入浴などもあります。
私は温泉街の中でも中心的な立ち位置になっている「湯本温泉館」さんで入浴。
一千年の歴史を誇る湯原温泉郷ですが、その源泉はこの建物の地下で湧いているため、温泉街の大元とも言え、先に紹介した砂湯用の湯浴み着レンタルをしている旅館の1つでもあります。
建物の裏の河川敷は温泉街の無料駐車場となっているのでアクセスもし易く、1階にはお土産物売り場もあるので迷ったらココ！という感じです。
ここは前を通っただけなのですが、某神隠しのアニメ映画と同じ名前の温泉旅館「油屋」もあります。
映画の舞台「油屋」の外観のモデルは愛媛県の道後温泉だと言われていますが、こちらも負けじと趣ある外観をしています。
元禄時代（江戸時代中期）から営業しているという歴史ある旅館です。出来れば中もゆっくりと見て回りたいところですが、日帰り入浴は別棟の建物となっており、宿泊は少しお高いので中々・・・。
旅館の前には試飲できる温泉水がありました。
温泉街の中には旅館だけでなく、射的場のような遊び場や飲食店もあります。
今回立ち寄ったのは「裏路地9番地」さんです。
洋菓子とドリンクを楽しめるお店で、特にカヌレが大人気。
温泉で蒸した名物の湯原プリンも定番の一品です。
建物の2階では足湯につかりながら、もしくはベランダから旭川を眺めながらのイートインも出来ます。
足湯で歩き回って疲れた足を休めながら一休みです。
カヌレは季節によってラインナップが変わるそうです。
また、併設している宿泊施設「YUBARA BASE」の予約状況によって2階を利用できる営業時間も日々変動します。
最新情報はお店のInstagramをチェックしてください。
裏路地9番地さんのInstagram
砂湯の奥にある湯原ダム、そのすぐ脇には「みはらし展望台」もあります。
昨年の2月に初めて湯原温泉郷に来た際に展望台まで登って来ましたが、山の北側斜面にあたることもあって雪が積もったまま。多いところでは足首が完全に埋まったので、20cmくらいだったでしょうか。
転落防止の柵もほとんどの区間で無かったので、少しヒヤヒヤする道と化していました。
みはらし展望台はダムよりも少し高い位置にあり、東屋が立っています。
実は湯原温泉から韮山方面へ抜けていく県道がすぐ横を通っていて、展望台のすぐ横に無料の駐車場もあるので、このヒヤヒヤする道を通らなくても簡単に来ることが出来ます。
湯本温泉館から南の方まで広く続く河原の駐車場以外にも、湯原駐在所の近くには市営の駐車場があり、私はコチラを利用しました。保護猫のいる休憩所兼用の「湯原温泉ミュージアム」にも近くて便利です。
温泉街のもう少し南にはオオサンショウウオを実際に見られる博物館「はんざきセンター」やボルダリング施設を有する「湯原温泉スポーツ公園」などもあります。
播磨地域からなら日帰り旅行にはちょうど良い距離感かなと思います。
露天風呂番付で有馬、城崎、道後、湯布院、龍神、下呂温泉など名だたる有名温泉地を抑えて西の横綱に選ばれた名湯、一度は行ってみて欲しいと思います。
住宅事業部 実施積算課 玉中健太
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