窓は住宅のデザイン性だけでなく、機能性や快適性にもかかわる重要なポイントです。
そのため、後悔のない家づくりにするためには、新築の窓選びは慎重に進めていかなければいけません。
そこで今回は、新築の一般的な窓のサイズと、窓選びにおけるポイントについて解説します。
悔いのないマイホームを実現したい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
新築の窓のサイズはどれくらいが一般的?
一般的な住宅用の窓は、「引き違い窓」と「装飾窓」の大きく2つに分けられます。
装飾窓にはさまざまな種類があり、種類によってサイズは異なるため、ご自身の好みと機能性を基準にして選ぶと良いでしょう。
ここでは、引き違い窓について、どれくらいのサイズが一般的になっているのか見ていきましょう。
掃き出し窓
引き違い窓には、「掃き出し窓」と「腰高窓」と呼ばれるものの2種類があります。
掃き出し窓とは、ベランダのある部屋やリビングに使われる、外への出入りが可能な窓のことです。
一般的な掃き出し窓のサイズは、「幅1,690mm×高さ2,030mm」か、「幅1,690mm×高さ1,830mm」となっています。
腰高窓
腰高窓とは、リビングやベランダのある部屋以外に設置される、主に換気や採光を目的とした窓のことです。
一般的なサイズとしては、幅は1,690mmのものが多く、高さは370mm〜1,570mmの間でかなりばらつきがあります。
その名の通り、腰の高さあたりに位置するのが「腰高窓」のため、掃き出し窓に比べると、サイズはやや小さめになっています。
新築の窓選びにおけるポイント
ここからは、新築の窓で失敗しないために、窓選びのポイントについて解説していきます。
1.大きさをきちんと測る
新築の窓選びで失敗しないためには、「サイズをきちんと測る」ことが何よりも重要なポイントです。
1つ1つの窓の大きさだけでなく、床面からの高さについても測定しておくことで、納得のいく窓選びができるでしょう。
2.インテリアとの兼ね合いを考える
窓に関する失敗で意外と多いものが、窓のせいで家具が置けなくなってしまうことです。
窓選びとなると、窓そのもののことだけで頭がいっぱいになってしまうので、他のインテリアとの兼ね合いまで頭が回らなくなってしまいます。
そのため、「どこに何を置くのか」あらかじめ想定したうえで、窓を決めるようにすると良いでしょう。
3.窓を設置する目的を考える
窓を設置する目的は、換気や採光といった一般的なものから、眺望や空間デザインまで多岐に渡ります。
そのため、なぜ窓を設置するのか、まずはその目的を明確にすることが大切です。
窓の役割を明確にしておくことで、サイズや種類も決めやすくなるでしょう。
4.防犯面を考える
実は、空き巣の被害で一番多いのが「窓からの浸入」であることをご存知でしょうか。
そのため、特に1階の窓について考える時は、大きい窓には格子やシャッターをつけたり、防犯ガラスを使ったりすることが大切です。
また、格子やシャッターを使いたくない箇所は、窓の幅をなるべく細くして、侵入しにくい印象を与えるようにしましょう。
まとめ
今回は、新築の一般的な窓のサイズと、窓選びにおけるポイントについて解説しました。
家づくりにおいて、窓決めは非常に重要な工程になるため、お伝えしたポイントも参考にしながら、慎重にサイズと配置を検討していきましょう。