総務の小林です。
今日も私の徒然ブログにお付き合い頂き有難うございます。
さて、日本の家の特徴の一つに「呼吸する」ということが挙げられます。
その意味合いは住宅に使う建材(木、藁、土、紙など)が、空気を溜めたり、空気の行き来を通して湿気を吸ったり吐いたりすると言うことです。
今は使われなくなってしまいましたが、例えば屋根に葺いた茅(かや)は、茅と茅の間に分厚い空気層を持っていることで高い断熱効果が得られます。
いわゆる現在で言うところの断熱材と同じ効果があるのです。
また、家の構造に使用する木材や仕上げに使う紙や土などは、空気の行き来を通して湿気の吸放出を行い、室内の空気が乾燥すれば湿気を吐き出して乾燥を和らげ、逆に湿度が高くなれば湿気を吸収してくれます。
一枚の障子紙でさえ、湿度の変化によって収縮(縮んだり緩んだり)しますよね。
このように、日本古来の建築材料には外気に呼応して湿気を吸放出するため、このことで室内の湿度が一定に保たれ、冬場であれば結露も生じ難くなります。
そしてもう一つは、室内の換気・通気がよく、常に内と外との空気の流れが保たれていることです。
ただ、これは高気密とは相反することにはなりますが…。
つまり昔から日本の住宅では、自然の材料を使うことで自然をコントロールする考え方があり、逆にこの要素を上手くコントロールできれば、快適な温熱環境をつくりだすことができるのです。
総務部 小林孝弘
!!!気になる!!!
\ヤマヒロ式性能と工法をご紹介/