こんにちは、設計の玉中です。
今日は7月7日、七夕ですね。
宍粟市では夕方から雨の予報ですが、天の川は見られるんでしょうか。
日本では七夕と言えば短冊に願い事を書いて吊るすのが風習ですが、
これは奈良時代に中国から伝わったと言われています。
機織りをする女性たちが七夕伝説の織姫にあやかって、
7本の針の穴に糸を通し、捧げものを庭に並べて
裁縫の腕前上達を祈願した『乞巧奠(きこうでん)』という催事が元だそうです。
日本に伝わった後は奈良~平安時代の貴族に広がる中で
裁縫のみならず芸事全般の向上を願うようになり、
願い事を書く際に和歌を詠むための短冊を使うようになったと考えられています。
庭に並べるのではなく笹に吊るすようになったのもこの頃だそうです。
ところで短冊を吊るしたり飾りつけをする植物は『笹』と呼んでいますが、
『笹』と『竹』の違いっておわかりですか?
どちらも同じタケ亜科なので、広い意味では笹も竹の仲間です。
竹か笹かを見分けるためのポイントは幾つかありますが、
その1つは筍の皮が残るか全部剝がれるか。です。
成長したときに、タケノコの皮が全部はがれ落ちてしまい、
稈(カン)の節の部分に残っていないものが『竹』とされています。
一般的には10m以上にもなる大きなものが『竹』と考えても良さそうです。
一方で、成長したときに稈の節の部分にタケノコの皮が残っているのが分類上の『笹』です。
高さ1mまでくらいの低いものがほとんどです。
七夕で短冊や飾りを吊るしているのは、実際のところほとんどが『竹』なのでしょうね。
他にも『笹』は比較的寒さに強いが『竹』は温暖な地域でしか成長出来ない。などがあります。
山弘ではあまり多くありませんが、笹や竹は造園にも使われています。
高さの低い笹は庭木のグランドカバーなどに使われ、
竹は目隠しを兼ねた生垣やシンボルツリーとしての用途が一般的です。
特に稈が緑ではなく黒色になるクロチクは細くて綺麗なので生垣として時々見かけますね。
また、緑の竹が立ち並ぶ中にイロハモミジなどがあってライトアップすると、
京都・嵐山のような色鮮やかな和の空間を作り出せそうです。
ヤマヒロでは植栽などの外構計画も含めてトータルでご提案させて頂きます。
リフォームで庭だけ、などもぜひご相談ください。
実施積算課 玉中健太
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