住宅事業部の柴犬好きの北岡です。私の大好きな倉敷美観地区に行ってきました。
一応、建築士なんで専門的な所をご説明。
そもそも「美観地区」と「景観地区」との違いは何でしょうか?
美観地区とは「すでに出来上がっている市街地の美観」を維持するために、市町村が都市計画として定める地区のこと。一方、景観地区とは、指定された後にその地域を形成することを象徴する景観を作ることなんです。
たとえば私の故郷の伊勢市の「伊勢おはらい町通り」は、景観地区の代表でしょう。飲食店や土産物店が軒を連ねていますが、ほぼすべての建物が切妻・入母屋・妻入りの木造建築で統一されています。
指定される前は、結構適当な軒並みが伊勢神宮の土産通りが、なっていたのをご存じの人は少ないと思いますが、景観地区として指定されてから今のようになっていったんですね。
ところが「倉敷美観地区」は、戦時中に空襲を免れた江戸・明治・大正・昭和のそれぞれの時代の建物が残った状態で終戦を迎えたんです。そして倉敷の地元市民が一体となって早い段階から街並み保存に取り組んできたところなんです。つまり行政主導ではなく、倉敷屈指の大地主・大原家の倉敷紡績を中心に、市民全体で作り上げてきた街並みなんです。
この美観地区、どの風景も美しい。しかも約21ヘクタールにも及ぶ広さの町を保存してゆく大変さも痛感しました。ここはテーマパークではないんです。実際に地元の人たちが今も日常生活を続けている❝生きた町❞なんです。
風にそよぐ柳並木や、白壁やなまこ壁が美しく、倉敷川に伝統的な日本建築が映り込む姿は、映画ロケ地にするには、打ってつけですね。
住宅事業部第二課 住宅設計&不動産部 北岡大実
!!!2棟同時見学!!!
\ヤマヒロ式提案住宅を体感・体験/
!!!3つのモデルハウス!!!
\播磨地域に合った住まいの在り方をご提案/
!!!無料進呈!!!
\カタログや資料を取り寄せてみる/