本日はロボット掃除機「ルンバ」の日。時々インスタで見かけるルンバに乗って移動するネコの動画にいやされる築山です。
カップ・マルタンの休暇小屋
カップ・マルタンの休暇小屋とは、世界遺産にもなっている建物で、1952年ル・コルビュジエが65歳の円熟期に完成しました。妻イヴォンヌへのクリスマスプレゼントでしたが、5年後に彼女は他界してしまいます。彼はこの休暇小屋について生前「この休暇小屋の住み心地は最高だ。私は、きっとここで一生を終えることになるだろう」と語っています。その言葉どうり、妻への想いを胸に、バカンスやクリスマスになるとここで過ごし、1965年にカベ海岸で遊泳中になくなるまで、この小屋で過ごしました。まさに「終の棲家」となったのです。
簡素にして豊か
休暇小屋は、土着的な外壁と工業化による廉価な材料で作られています。約8帖程の小屋の中には、質素なベッドとテーブル。そしてクローゼットがそれぞれ造り付けで供えられている。水回りの設備としては、トイレと洗面器があるだけでキッチンはない。キッチンがない理由は、この小屋がヒトデ軒というレストランに寄り添う形でつくられていて、直接出入りができるようになっているからです。
「たとえ素材は質素であろうが粗末であろうが、あるいはディオゲネスが指示するような簡素な計画であろうがまったく質に欠けることなく、私は建築家としての生涯を通して家は宮殿であるという確信に動かされてきたのだ」ル・コルビュジエ
素材は質素ではあるが、空間は豊かであり、「いかに空気のかたち(空間)を構成するか」が重要であることを教えてくれています。
カップ・マルタンの休暇小屋に学ぶこと
「家は暮らしの宝石箱でなければならない。」ル・コルビュジエ
簡素なものになりがちな(ややもすると物置小屋になりたがる)小屋という存在を豊かなものにするためには空間の構成が重要になってきます。そこに置かれる家具や、壁に穿たれた窓の大きさや位置に至るまで注意深く組み立てる必要があります。そうやって出来上がった空間はとても豊かなものになって、まさにあなたにとっての「宝石箱」になることでしょう。
つづきはまた次回
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