入社当時(23年前)のエピソード話を書いてみます。
入社、一年目。
当時はリフォーム部に在籍しておりました。
毎日が初めての事ばかりで、
何の余裕もない毎日でした。
早く仕事を覚えたい。
もっと給料を貰いたい。
そんな事しか考えていなかったと思います。
当然、そんな奴にいい仕事がまわってくる事もなく、
いい仕事が出来るはずもありません。
リフォーム部の仕事は、
水漏れ修理や雨漏りの修理、障子や網戸の張替えから
大型の改装工事や増築工事と内容は多種多様です。
その工事を販促する媒体が、
当時は折込チラシだったんです。
2,000部の新聞折込チラシに対して、
1件のレスポンス(電話問合せ)があるんです。
折込チラシが入る毎週金曜日の朝は、事務所の電話がジャンジャン鳴り、
今では考えられない光景でした。
当時、リフォーム部の営業マンは歩合給だった為、
大型工事のレスポンスは取り合いになっていました。
とは言っても大型工事は先輩、小工事は新人が担当する流れです。
さて、折込チラシが入る恒例の金曜日の朝一の話です。
たつの市のお客様からお電話を頂きました。
事務員さん:「湊くん、雨漏り修理の依頼ですよ。」
私:「お待たせいたしました。お電話ありがとうございます。」
奥様:「チラシを見て電話しました。屋根瓦が1枚だけ割れているんですが
修理してもらえるんですか?」
私:「もちろん、すぐに伺います」
奥様:「玄関先で雨が漏っているんで、急ぎませんがお願いします。」
みたいなやり取りだったと思います。
当然、新人の私が訪問することになり、
屋根に上がると瓦2枚が割れており、
新しい瓦と差し替えしました。
雨降りの中、すぐに対応した事をすごく喜んでいただけました。
実は弊社に電話をする前に、
地元の大工さん、瓦屋さんにも問合せされたんですが、
「今は忙しい」とか「また雨がやんだら見に行きます」など
良い返事がもらえなかったみたいです。
この日は工事代金5,000円を頂き帰社しました。
それから一週間後
「先日のたつの市の奥さんから電話あったよ!
お前にお願いしたい事があるそうやわ」と当時の店長から連絡がありました。
この時の事は、今でも鮮明に覚えています。
お客様に喜んで頂く事で、頼りにされた事を感じたポイントでした。
その後、店長や先輩方のお力をお借りして
今で言うリノベーションを受注することになりました。
多分この先も忘れることはないでしょう。
その後も十数回もの工事を頂き、現在もリフォームのメンバーが大変お世話になっております。
本当にありがたい事です。
こうして文章を書いていると昔を思い出し初心にかえれます。
これからもお客様の為に、ブレずにやっていこうと気合が入りました。
住宅事業部 湊圭造
!!!無料進呈!!!