こんにちは。新築営業の坂田です。
今回のブログは、
「木造住宅は火災や地震に弱い」…?vol.3です。
まだ、お読みでない方はvol.1からご覧下さい。
vol.2では、
ヤマヒロの地震対策・トリプル対震の①耐震について
お伝えしました。
今回は、トリプル対震の②分震について
深堀してお伝えいたします。
②分震
ヤマヒロでは、分震性強化のため、
柱と壁の「直下率」を意識した家づくりを行っています。
2016年、熊本県北東部を震源地とした巨大地震が発生しました。
最大震度7にも及ぶ地震は、1814人のケガ人の他、
276人もの方が亡くなりました。
また、熊本地震では
2000年に建築基準法で定められ、
絶対に倒壊しないと思われていた
耐震基準の1.25倍の強度を持つ耐震等級2(長期優良住宅基準)の
壁量をもつ住宅が倒壊しました。
倒壊した原因として、
「直下率」の低さが有力な原因の一つではないか
という見解が示されています。
「直下率」とは柱や耐力壁などが、
1階と2階で同じ位置に、
どの程度の割合で揃って配置されているのか
を示す指標です。
過去の地震の調査結果から、
これらの直下率が60%以上の建物は
大地震の揺れに耐えています。
反対に、1・2階の架構が整合しない構造は
「おかぐら」と呼ばれます。
「おかぐら」は間取りと架構が一致しないことで、
構造が不安定な状態になります。
但し、建築基準法で直下率の規定はありません。
構造を無視して、間取りの自由度を優先しすぎると、
「おかぐら」になってしまい、
地震の際、耐震性が乏しく、倒壊する危険も高くなります。
ヤマヒロでは全棟、直下率も計算。
柱直下率は80~90%以上となっています。
次回のブログでは、
トリプル対震その③『制震』について
深堀りしてお伝えいたします。
ぜひ、ご覧ください。
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住宅事業部営業設計1課
坂田みつき