こんにちは、営業の小川です。
ヤマヒロ式デザインルールの第3弾
今回は、”屋根”についてです。
前回は、駐車場・庭を最初に考えていくとのこと、
ゾーニングを紹介させていただきました。
今回は、建物を設計する際の順番で
まずは「屋根」です。
なぜ屋根から考えるのか、
と同時に屋根から考えないリスクは何か。
①ファサードを整えるため
建物の正面となる部分をファサードといいます。
いわば外観のことです。
ファサードをかっこよく見せるために
必要な要素は
”屋根の形”と”窓の位置・大きさ”です。
道路から見た時の
屋根の向きや軒の出、形が
その建物の印象になります。
②雨漏りをさせないため。
屋根のかけ方によって
築年数の浅い家でも雨漏りのリスクがあります。
屋根の種類は様々で
切妻、寄棟、片流れ、陸屋根など
18種類以上あると言われています。
雨漏りをなくすためには、
シンプルに谷をなくし
しっかり軒を出すことが重要です。
③日照をコントロールする。
夏と冬では太陽の位置が異なります。
屋根のかけ方、向きを失敗すると
夏場は、窓ガラスや外壁に直射日光が当たり
家の中の温度が高くなり快適に過ごせない。
逆に冬場は、家の中の温度を上げるためにも
直射日光を取り込みたい。
軒をしっかり出すことでこれらは解決します。
夏場は、太陽が高い位置にあるので
直射日光を防ぐ。
冬場は、太陽が低い位置にあるので、
軒が出ていても直射日光は入ってきます。
④直下率を高くするため。
直下率については、詳しくは
こちらの記事をご覧ください。
↓ ↓ ↓
2階の柱位置を決めるにあたって
屋根が大事になってきます。
加重を分散させる設計が重要です。
ここで疑問が出ませんか?
部屋割りを後回しにして
理想の間取りができるのか?
次回は、
”2階の間取り”、”1階の間取り”について
どのように考えていくのか
ご紹介いたします。
営業設計一課 小川純奈