営業の本種です。
今日はこの本を紹介します。
この本は段取りや計画性の面で、かなり細かくまとめられた内容になっています。
例えば一日仕事の段取りを立てるとき、「午前中は会議」「午後は報告書の作成」など決めていると思うのですが、一つ一つにかかる作業は過去の経験から踏まえて「これくらいかかるな」と決めている人は多いのではないのでしょいうか?
実はここに誤解があって、実は自分ができることを数値化せずに段取りを組んでしまう傾向があるようです。
その結果、予想よりも多くの時間がかかり、その後の段取りも崩れていき、予定通りに進まなくなります。
しかも、なぜ予定通りに進まなかったのか原因を考えるのですが、例えば「取引先からの電話に対応していて時間がなくなった」などと他の理由を考えるので、根本的な原因に気づかずまた同じことをくりかえしてしまいます。
私達人間に備わっている時間間隔はかなりいいかげんなものです。
事実ベースで心理学の研究でも人は何かを取り組むときにかかる時間や労力を軽めに見積もってしまう傾向があるみたいでこれを「計画錯誤」といいます。
この計画錯誤から脱出するには、自分のことをよく知る人に予測してもらう方法とよく知るひとが同じ作業をした場合どのぐらいで終えられるか予測する方法があります。
どちらもポイントは客観性で時間配分は他人に決めてもらうのが無難です。
あとは一つ一つの作業を分解して、かかった時間、手間などを記録するのもありで、手間にはなりますが、これを繰り返すことにより、無意識のうちに処理できる習慣に変わっていきます。
あと何にしろあれもこれもできると思う人はいると思うのですがこれも誤解で、実はマルチタスクだと生産性を下げシングルタスクより作業時間が50%長くなり、作業ミスが50%増加するという指摘があるぐらいです。
なので、こういう状況に陥った場合どうすればいいのかというと、自分が今何に集中するべきか優先する必要があります。
まだまだあるのですが今回は以上になります。
ぜひ興味がある方は買ってみてください。
リフォーム事業部山崎 本種 恭典