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【必見!】ヤマヒロの標準仕様を徹底解剖 -断熱・気密編-

こんにちは、営業の丹野です。
4月で入社8年目を迎えました。早いなあ。。。
後輩も沢山できましたので、引き続き身を引き締めて頑張っていきます。


さて、
前回の【必見!】ヤマヒロの標準仕様を徹底解剖 -構造編- に続き
今回は、断熱・気密編をお送りしたいと思います。

過去記事はコチラ








断熱や気密というのは、
住まいの温熱環境が快適かどうかに関わってきます。
どちらかと言うと守備の要素が強いですね。

衣服で例えると
冬の旅行の際、
北海道と沖縄では持っていく防寒着が違うかと思います。
冬の北海道の平均気温は-1.9℃、沖縄は17℃、同じわけないですよね。
つまり、
その地域地域で適切な準備(守備)があるという事です。

家も同じことが言えますので、
その地域に合った断熱気密対策をするべきだと思います。

ヤマヒロの施工エリアである兵庫県では、
夏の平均気温は27℃、冬は5℃なので
当社では、この環境に合った仕様を標準としております。


-断熱・気密編-

1.『現場施工』の断熱工法

2.『UA値』0.6前後

3.『C値』実測値1.0前後 『全棟実測』

3つの大事なポイントを紹介していきます。


1.『現場施工』の断熱工法



ヤマヒロでは、
【セルロースファイバー】を標準の断熱材としております。
効果的な断熱を行うには、
断熱材の素材性能の高さはもちろんのこと、きちんと施工されることが重要です。

いくら高性能な断熱材を用いても、
断熱材と躯体の間に隙間が生じたり、
⼗分な量の断熱材が充填されていなければ効果的な断熱とはなりません。

デコスドライ工法は、優れた調湿性・吸⾳性能をもつセルロースファイバーを
『現場施工』にて隙間なく吹き込むことで、
高い断熱性を発揮し、快適な住環境を実現します。



グラスウールのような定型の袋詰め断熱材では、
端部や配管部分への断熱材の施工が難しく、
きちんと隙間なく充填しているとは言えなくなってしまいがちです。
セルロースファイバーを現場施工で充填するデコスドライ工法なら、
端部はもちろん配線・配管やスイッチ・コンセントボックス部分にも隙間なく充填されるため、
断熱材の性能をフルに発揮することができます。




高い断熱性のほかにも、
調湿性吸音性を備えております。

原材料の80%は新聞紙で、もともと木から出来ています。
なので木が持つ特有の吸放湿特性があり、
この木質繊維が持つ調湿性※により、
年間を通じて室内を適度な湿度に保ちます。
※調湿性:湿気(=水蒸気)を吸って、ためて、吐くこと

さらに木造住宅内部結露被害20年保証付という優れもの。


また、セルロースファイバーの繊維自体にある空気胞には、
断熱材に入った音を熱エネルギーに置き換える作用があります。
繊維同士が絡み合うことにより、より厚い空気層をつくりだしています。
他の断熱材と比べても1㎡あたりの施工密度が高くなっており、
「厚いふとんで家がくるまれている」ような、
優れた高い吸音性が期待できます。



実際のところ、
断熱材は壁で隠れてしまいますので
住み始めるとあまり恩恵を感じることは無いのですが、
何十年と住み続けるという事を考えると
断熱性だけでなく、調湿性や吸音性、
健康や火災のことまで考えておくべきだと感じます。

住まう人の安心安全や健康快適を守るためには
「壁の中まで自然素材」を諦めたくないです。




2.『UA値』0.6前後





UA値(外皮平均熱貫流率)は、
家全体の熱の出入りのしやすさを表しています。
主に外壁や屋根、床などの外皮に求められる性能の数値で、
外に出ていく熱量(熱損失量)を外皮表面積で割った数値です。
数値が小さいほど熱の出入が少なく、断熱性能が高いということになります。

日本は外気温の地域差が大きいため、
国は全国を8つの地域に分けて、それぞれのUA値の基準を定めています。
なので、UA値の基準は地域によって異なるという事です。

兵庫県では、
平成28年省エネ基準で0.87以下
ZEH基準で0.6以下が求められています。

そういった事を踏まえ、
ヤマヒロでは全棟温熱環境シミュレーションを実施し、
UA値0.6以下を推奨しております。



補足ですが、
住宅の外皮性能は、断熱性能を100%発揮する前提で設計されています。
また温熱環境シミュレーションも断熱性能を100%発揮する前提で行われています。
つまり、現場の断熱施工が悪ければ、望んだ断熱性能は実現できないという事です。
隙間なく充填でき、設計通りの断熱性能が発揮できるかどうかも
チェックポイントの1つですね。






3.『C値』実測値1.0前後 『全棟実測』




1棟ごとに異なる形の注文住宅。
だからこそ、全棟実測することが安心につながります。
C値とは、建物の床面積1 ㎡あたりの隙間面積を表す値で、
小さいほど気密が高い家になります。
山弘の標準C値は1.0 ㎠ /㎡前後です。



「気密測定」は各建物で行います。
測定には、
送風機、流量測定機、内外の圧力測定、内外の温度計などで構成されている
「気密測定器」を用います。

気密測定用の送風機で、屋内の空気を屋外に追い出します。
その時の風量と屋内と屋外の気圧差から気密を測定します。

気密性の高い快適な住宅づくりには、
換気孔など適切なところからは定期的に空気が循環し、
隙間から外気の流入や内気の流出を防ぐ工夫が必要になります。








いかがでしたか?
日々の暮らしに直結する断熱・気密について
当社の標準仕様をお伝えしました。

断熱・気密を高めることは大事ですが、
それを高めただけで良い住まいになるかと言われればそうではないので、
外観や間取り、ディテールなどとのバランスが同時にまとまっていないといけないです。

あくまで、その地域で住まうにあたっての
最適な温熱環境を整えるイメージで良いかなと個人的には思ったりします。
簡単な話、兵庫県で住まうのに北海道基準までは要らないかなという事です。


日本には四季がありますので、
四季を通じて本当に快適な家を目指したいです。


次回は、標準の「基礎」についてお伝えしたいと思います。










営業設計一課 丹野将

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