こんにちは、設計の玉中です。
散歩がてら山林を歩きに行く、第三弾です。
今回歩いてきたのは実家から車で30分ほどの場所にある『ほしだ園地』です。
高さ16.5mという関西有数のクライミングウォールと、
「星のブランコ」と名付けられた人用の吊り橋が特徴で、
大阪府交野市にある『府民の森 ほしだの森』として親しまれています。
僕も小学生の時に遠足で訪れたりもした馴染みの場所です。
「星のブランコ」はH9年に作られ、全長280m、高さ50mを誇る吊り橋です。
谷に架かっていて山と山を繋ぐ吊り橋は珍しく、
そのカテゴリー内では国内最大級と言われています。
床板は木で出来ていて隙間も空いているので、
高所が苦手な方は渡るのは控えた方が良いかもしれませんが、
遠くまで見渡せるので新緑や紅葉の時期には家族連れで賑わいます。
ちなみに歩いて写真を撮ったのも新緑の綺麗な5月のGWです。
合計で1時間半くらい歩きましたが、木陰で涼しい場所が多くて
そんなに汗はかかなかったので気持ち良かったです。
星のブランコを中心とした遊歩道が整備されており、
コースマップとして公開されています。
一部は管理用に車で入って行けるようにスロープになっているので、
車椅子の方や犬の散歩に訪れる方もチラホラ見られました。
園地の中には「星のブランコ」よりも高い場所に展望台があって
京都方面を見渡せます。少々の曇り空でも八幡や大山崎の辺りなら一望出来ますね。
設置されている望遠鏡を使えば「京都タワー」や万博公園の「太陽の塔」も見えるそうです。
ハイキングコースとして整備されている遊歩道は
道の特徴がそのまま名前となっており、
木柵の手摺が特徴的で地上数mの高さを進む「森林鉄道歩道橋」や
吊り橋を目指して山を登る、ワクワク感のある「ぼうけんの路」や
小川の上に作られた歩道を進む「せせらぎの路」などがあります。
園地の横には『天野川』が流れており、七夕伝説の里として知られています。
他にも弘法大師(空海)が星を降らせたという降星伝説など、星にまつわる伝承が残るため
そのシンボルとして『星のブランコ』と名付けられました。
ちなみに天野川にはホタルやカワヨシノボリなど、
ある程度綺麗な川にしか住めない生き物も残っているそうです。
ただ山林を歩いて気持ちいいだけではなく、
川を、海を豊かにするため、そして雨となり巡って
私たちの飲み水や農業用水などの生活に関わるもののため、
山林整備の活動も継続していきたいと思います。
実施積算課 玉中健太