総務の小林です。
今日も私の徒然ブログにお付き合い頂き有難うございます。
さて、「香り松茸」に代表されるキノコの王様の松茸ですが、国内の収穫高は年々減少し、2018年度は63トンと輸入量の僅か5%に過ぎず、国産の松茸はとても高価な物になっています。
そう言えば、最近は食べてないなぁ~と思いながら少し調べてみました。
そもそも松茸はその名の通り、アカマツ等の木の下にできるキノコで、他のキノコと同じように胞子から始まり、土に落ちた胞子が若いマツの根で発芽し、根に侵入して菌根をつくります。
約1~2年をかけて菌糸層を厚くし、3~4年目ごろから松茸をつくり始めます。
そして毎年10~15cmずつ放射状に外側へと広がり、条件が良ければ40年近く松茸を出し続けるそうです。
この条件というのは、皆さん意外に思われるかもしれませんがいわゆる栄養価の少ない〝痩せた土地〟。
逆に落ち葉が厚く土が肥えた山には松茸は生えないそうです。
落ち葉は腐葉土を作るためには欠かせないものですが、松茸には逆効果になのです。
松茸を採りたいと願うなら昔のように柴刈りやこくば搔き(兵庫の方言だそうです)にせっせと山に行き、落ち葉をきれいに掃除してやり条件が整うと、5~6年後には今では貴重な松茸が採れ始めることでしょう。
総務部 小林孝弘