姫路市にてお世話になっていました、『M 様』宅が生まれ変わり、無事お引き渡しとなりました。
今回は、リビングを中心に、キッチン・玄関・洗面・クロークと提案させていただき、特に玄関は、旧玄関位置とは真逆の位置に増築させてもらう「荒業」を快く受け入れてもらってのリノベーション工事になります。
この写真は、着手日に現場監督が訪れると、解体予定の室内壁面に描かれていたモノです。
愛着のあるお住まいを大切に住まわれて来たのだと、改めて気持ちを引き締めた作品でした。(残念ながら写真での保存ですが・・・)
そして、もう一つ大切な話しがあります。
これも取り壊し予定の柱に、お子様の成長を記録した『背くらべ』の跡がありました。
残せるものなら・・・、との思いから、リビングの良く見える場所へ移動されて、立派な構造の一部として再使用されていました。
小さなことですが、お子様の成長に欠かせない、大切な一コマだと思います。これからこのお家で、新しい記録、思い出を作ってもらいたいものです。
現場監督が色々と気遣いしながら進めてくれたのですが、設計も頑張ってくれていました。
玄関ドアを開けると正面に『地窓』があるのですが、開けると外の坪庭が見えます。その窓に『組子障子』をはめ込んでくれていました。
お客様の希望もあったのかと思いますが、なかなかお洒落な出来上がりです。
丁寧な暮らしをされている『M 様』のこれからの暮らしで、新しく生まれ変わった住まいを、何色に染めてもらえるのか、これもまた楽しみです。
本日は、おめでとうございます。
リノベーション事業部 谷 口