設計の渡部です。
旅の途中で立ち寄り、初めて訪れた岡山県津山市の中心部を車で走っていると、
圧倒的な存在感がある建物が目に留まり、気になって調べてみました。
津山文化センターは昭和41年(1966年)1月11日に開館しました。
現代モダニズム建築の草分けである、川島甲士の設計です。
外観の特徴として、寺社建築の様式の一つ「斗きょう」を抽象化し、3層を支えています。
隣接する お城山(鶴山公園,津山城址)の石垣と見事に対比させ、素晴らしい建築物として残ってきました。 (津山文化振興財団HPより)
建築家の川島甲士氏(1925(大正14)年生まれ)の代表作でした。
プレキャストコンクリートによる、斗きょうの陰影に圧倒されます、力強い建物です。
DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築の2005年度選定建築物でもありました。
http://www.docomomojapan.com/
http://www.t-arts.or.jp/picture-bunka-center.html
40年以上前の建物では、耐震性が問題になります。
この建物は、2年かけ耐震補強及び大規模改修工事を実施。
2020年4月1日にリニューアルオープンし、現役で活用されています。
実施積算課 渡部廣治