そろそろ、秋を知らせる花で有名な彼岸花が咲くころですね。突然あぜ道に現れたように咲くのでちょっとびっくりしますが。朝夕涼しくなって、夏バテからの回復を試みる築山です。
秋分の日前後が一番の見ごろと言われているのが、浄土寺にある浄土堂です。
浄土堂は、土堂と阿弥陀三尊立像 | 主要施設紹介|国宝浄土寺 | 小野市 観光ナビ 浄土寺の開祖「重源上人(ちょうげんしょうにん)」によって建立されました。大仏様は、中国の宋に渡ったことのある重源が取り入れた建築様式です。大仏様の建物は、東大寺の南大門と浄土寺浄土堂の二つしか残っていません。東大寺南大門は門であることから、仏堂建物としては、浄土堂が唯一のものとなります。
浄土堂内に夕日の頃、西側の蔀戸(しとみど)から夕日が射し込み、ヒノキの床に反射して赤い垂木の屋根裏を照らし、それが本尊にふりそそぎます。やがて堂内全体が赤く染まると、阿弥陀三尊立像が幻想的に浮かび上がります。これは、阿弥陀様が雲に乗って西方極楽浄土からお迎えにくるという「御来迎」の姿を見せようとする、光の演出効果を狙ったものです。(小野市観光NAVIより)
ということで、この時期の夕方に浄土堂の中にいると、時の流れと共に極楽浄土の世界を見れるかもしれません。
陽が沈む頃ではなく、少し前にきて、ゆっくりと陽の流れを見るのがおすすめです。夏場は16〜17時頃、冬場は15〜16時頃に高めの西日が差し込み、徐々に屋根裏に反射して、阿弥陀三尊立像を照らし出します。
ちなみに、堂内は撮影禁止となっておりますのでご注意ください。
国宝 / 浄土寺(じょうどじ)
兵庫県小野市浄谷町2094
拝観時間
9:00〜12:00 / 13:00~17:00
(ただし10月〜3月は16:00まで)
※12月31日・1月1日は堂内拝観出来ません。
拝観料
500円
(30名以上の団体は1人:450円)
営業設計課 築山大祐