リフォ-ム部 岡田です。
今回はリフォ-ムが始まったばかりの現場で気になるものがありましたのでご紹介します。
上棟の時につける御幣です。ヤマヒロでもオカメの面がついています。
御幣と一緒に括りつけてある樹木は何だと思いますか?
大工さんに聞いたところミズメサクラの木(本当は桜ではなくカバの木の仲間らしい)だそうです。
最近ではあまりしなくなったらしいのですが、名前にミズが入っているので御幣と一緒に括ることで
火事にならないようにとのゲン担ぎの意味があるらしいです。
ちなみに御幣にオカメがついているのも ウィキペディア 大報恩寺おかめの物語より
鎌倉時代に大報恩寺の本堂(釈迦堂)を作った大工の棟梁(高次)は、大事な柱の寸法を間違い短く切ってしまったそうです。そのことを知った妻のおかめ(阿亀)が枡組を使うようにアドバイスし高次は無事に本堂建築の大任を果たすことができました。この話を伝え聞いた人々が、貞淑で才知に長けたおかめ(阿亀)の菩提を弔うために、大報恩寺の境内に宝篋印塔(おかめ塚)を建てたそうです。この言い伝えから、大工の信仰を集め今日でも上棟式にはお多福の面を着けた御幣が飾られるようになったそうです。
尚、宮崎駿のアニメ「となりのトトロ」で、屋根裏に「おかめ」のお面が出てくるシーンが一瞬あるそうです。
昔からしている習わしや行事には何かしら言い伝えや思いがあるのだと思います。ヤマヒロでも、お住まいの方の安心や安全を祈って工事をさせていただきます。
リフォ-ム部 岡田