今話題の建物を路上採集してきたのでご報告です。
営業設計課の築山です。先日、淡路島で敷地調査があったのですが、敷地からもその大きさがわかるくらい大きな建物です。ニュースでは6月から解体が始まるということでしたから、もう見れなくなるのかと思い車中からパチリと撮影させていただきました。その1枚がこちら
建物の名前は、世界平和大観音像といいます。土台を含めた高さが100メートル、像自体の高さが80メートルで1977年に建立された当時は世界最大の観音立像だったそうです。しかも、宗教法人でもなく個人が私財を投じて建立されたもので、敷地内にはこの巨大な観音立像をはじめ、十重之塔(高さ約40メートル)、五百羅漢像、「自由の女神像」のレプリカ、蒸気機関車D51 828も置かれていた。いやこうなるとなんの施設なのかよくわからないですね。
確か、小学生のころだったと思うのですが、1度だけこの観音像の展望台に上ったことがあります。展望台から何が見えたのかもうすっかり忘れてしまいましたが、その場所は少し薄暗くて洞窟の中から外を見ているような、そんな印象だったような気がします。
2006年に所有者が亡くなったあと相続する人も無く、ながらく管理されず廃墟となっていたのですが、観音像の一部がはがれおちたりと危険なため解体されることがきまりました。解体費は8億8千万円。工事が完了するのは、2023年2月ごろになるそうです。