総務の小林です。
今日も私の徒然ブログにお付き合い頂き有難うございます。
今回はZEH(ゼッチ)について書きたいと思います。
最近、新聞や住宅雑誌等で盛んに目にするZEH。
ZEHとは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略で、年間のエネルギー消費量の収支をゼロにする住宅の意味です。
政府は標準的な新築住宅のZEH化を目指し様々な取組みを行っており、現在は補助金も出してその普及に力を入れています。
ただ、ZEH化を実現するにはどうしても太陽光発電などいわゆるアクティブな機器に頼らざる得ないのが実状で、住宅に必要な性能(断熱・気密)は後回しになっている現実があります。
経済性という観点に立てば、高く買い取ってもらえる太陽光発電は確かに大きな魅力があります。
それに対し、ヤマヒロが20年以上前から推奨しているパッシブ系のOMソーラーやデコスドライ工法といった断熱性の部分は、太陽光発電同様に「何年でペイできるの?」と比較され、快適や健康、暮らしやすさといったお金に換算できないパッシブな効果は過少評価されがちです。
ZEH化で大事なことはそのプロセスであって、ZEHをどう達成しているかではないでしょうか?
本来、家づくりは家族の笑顔や幸せのためにあるはずで、省エネやゼロエネ=経済性という一元的な見方はできないはずです。
この度のZEHを機に、アクティブとパッシブをどうバランスすべきかをヤマヒロもつくり手として考えてみたいと思っています。
総務部 小林孝弘