こだわり工法

こだわり工法

宍粟杉へのこだわり

~家は大工が作るもの~

そもそも大工の能力の最も重要なことは“木を見る力”。 現在の木材流通は、モータリゼーションの名の下に日本全国 はもちろん、外国 からも良いとこ取りができるようになりました。 例えば、梁などは紀州から、柱は土佐から、下地材は材木屋さんに在庫の多い外材、仕上げ材は狂いが少なく大量生産でいつでも手に入るメーカー商品 。 昔のように、自分で 山に行ってリスクを張って仕入れをしたものではないので、気に入らないものはすぐに返品。 お客さんにとっては決して悪いことではありません。 しかし、目利きをして仕入れ ていませんので 大工の “木を見る力が落ちています。 車がなかった時代はすべての材料を地元の山から仕入れておりました。 だから今のように捨てるところ などありません 。 木材を最後の最後まで大切に使い切ったものです。 宍粟は決して吉野のような 一流 ブランド の産地 ではありません。 一流の産地とは 使い良いものの比率が多い産地。 宍粟は良い杉もありますが、シミや節の多い使いにくい 杉も多く入り混じっております。 良いところだけを使 い、残りを捨てていては高い値段になってしまいますね 。 だからこそ、使いにくいところも下地材 に使ったり、欠点除去をして綺麗に使い切ってやる努力をします。 そうすることで、地元の木で 綺麗でお値頃な家を作ることができる。 それこそが大工の一番 大切な 力です 。 播磨の林産地、宍粟で60年。ヤマヒロは 柱や梁などの構造材はもちろん、垂木や間柱などの下地材、床・壁・天井・枠まわりなどの仕上げ材も全て自社制作。 その木材の90%はもちろん宍粟の杉・桧と、近くの山の木の家づくりを今も続けております。

自然素材

~自然素材の良さを科学した~

ムクの木の床や塗り壁 など、自然素材を住宅の仕上げに使うと、リラックスできる空間になるとか、熟睡ができるなど、根拠はないけど直感でそう感じる方が多いと思います。 それをなんとか科学的に証明することができないか?ヤマヒロも参画する(協)木の家の健康を研究する会と九州大学との 共同実験でそれがはっきりとわかりました 。

この実験は平成24年から林野庁の補助金を受けて始まりました。 九州大学のキャンパス内に、合成樹脂建材の内装建物と、天然乾燥木材の内装建物を建て、2つの部屋で人を介在させた様々な研究を約6年間行ったものです。 その結果、以下の7つのことが数値的に明らかになりました。

  1. 香り成分量試験  自然素材の木の家はリラックス効果が高い
  2. 夜間睡眠実験   自然素材の木の家は睡眠の質が向上する
  3. 調温・調湿実験  自然素材の木の家は 調湿効果が高く快適
  4. 日中課題実験   自然素材の木の家は人間の集中力が向上する
  5. 抗菌試験     自然素材の木の家は2000倍の抗菌効果がある
  6. 男女の印象評価  自然素材の木の家は女性が圧倒的に落ち着きやすい
  7. 高齢者実験    自然素材の木の家は認知症の抑制力がある

これらの研究結果は一つの冊子『健康に良い自然素材の木の家』としてまとめております。 お取り寄せをお考えの方はコチラ

自然素材

OMX

~床暖房、全館冷房、給湯、熱交換換気、発電を1台で~

ここ数年の殺人酷暑や異常気象。 夏冬ともに家の中での温度差による事故死(ヒートショック)の多発化。 これらを避けるために、まずは以下のような設計を行います。 ・軒の出と軒高を適切なものに ・気化熱によるコールドラフトを作る緑化 ・窓、屋根、壁の順の断熱計画を施した住宅駆体 ・窓の配置は風が通り抜けるようにその上で、real time ZEH(ゼロエネルギーハウス)を作れる全館空調OMX がおすすめです。 このOMXは、直接の冷風や温風が当たらず、ごく自然に近い涼しさや暖かさになります。 365日寒暖によるストレスから解放される上、機械による冷暖房だけでなく、お日様の熱の利用、太陽光による創エネ、排熱による給湯など、現在、世界最新にして最高レベルの省エネ全館空調システムです 。

OMX

OMX編

パッシブエアコン編

木造軸組み工法

〜構造図面・構造計算 ・キザミ仕事は自社で~

日本の家づくりは木造軸組み工法が基本。 特徴は窓を大きく取れること。 そして靴を脱いで床に上がることと縁側があることです。 これは長い歴史があるにもかかわらず、四方を海に守られていたこともあり、他民族による侵略が非常に少なかったことに起因すると我々の業界では 言われております。 川を渡れば別の国だったりするヨーロッパなどは、石積みで窓が小さく、靴は脱がず、縁側の代わりに地下室や地下通路がありますね。 それに比べて日本の家は、縁側に続く自然造形に近い庭を作り、外に開いた暮らしができるようになっていました。 それにピッタリの工法が木造軸組み工法です。 ヤマヒロでは、間取りの前に構造を考えます。 決して間取りに合わせて構造をとってつけたように作りません。 それは間取りのミスは間取りで補えますが、構造のミスは致命的だからです。 良い構造は、美しい外観を作り、良い間取りにつながります。

  1. 構造設計も100%自社設計設計事務所としても、工務店としても当然ですが、構造図面を100%自社で製図しております。   これによって構造にも責任を持って施工でき、構造=デザインの考え方が実現できます。  (※最近では、構造の自社設計は珍しいそうです。)
  2. 自社プレカット木造住宅にとっての心臓部である構造材の加工を、外注しなくても良いように、自社で半自動プレカットを持っております。   職人の手刻みと、この半自動プレカットで、自社でキザミ仕事を全て完結させます。

基 礎

~シロアリ被害 に強い一発打ちと基礎断熱~

木造軸組工法の家の敵となるのがシロアリです。 特に最近日本に上陸したアメリカカンザイシロアリの被害はかなりのもの。 しかし、シロアリは 元々地球にとって大切な生き物です。 それは木材を土に還す役割を担っているからです。 うまく付き合っていきたいものです。 ヤマヒロでは年間5~10軒の100年以上の古民家をリフォームしておりますが、古いだけあってシロアリの被害を必ず受けております。 が、その時々でシロアリの駆除や家の駆体の手直しをしながら長い年月住宅としてしっかりと家族の暮らしを守っております。必要以上に恐れることなく、適切な処理を行ってください。 できるだけシロアリ被害に遭わないようにするため、基礎の一発うちをお勧めします。 外周周りの基礎の立ち上がりと、内部の土間を打ち継ぎなく一発で打つことによって、継ぎ目をなくし、シロアリの侵入を防ぐ工法です。

ベタ基礎1
ベタ基礎1

このようにシロアリの侵入をできるだけ防いだ上で、基礎の立ち上がりの内部に断熱を施します。 こうすることで、床下からの熱損失を軽減し、家の駆体 自体を温めたり冷やすことで、冬は暖かく夏は涼しい快適な体感温度を維持させます。

断熱工法

~現場施工の断熱工法へのこだわり~

断熱工法

効果的な断熱を行うには、断熱材の素材性能の高さはもちろんのこと、きちんと施工されることが重要です。 いくら高性能な断熱材を用いても、断熱材と躯体の間に隙間が生じたり、⼗分な量の断熱材が充填されていなければ効果的な断熱とはなりません。 デコスドライ工法は、優れた調湿性・吸⾳性能をもつセルロースファイバーを現場施工にて隙間なく吹き込むことで、高い断熱性を発揮し、快適な住環境を実現します。

断熱施工風景1
断熱施工風景2
断熱施工風景13

グラスウールのような定型の袋詰め断熱材では、端部や配管部分への断熱材の施工が難しく、きちんと隙間なく充填しているとは言えなくなってしまいがちです。 セルロースファイバーを現場施工で充填するデコスドライ工法なら、端部はもちろん配線・配管やスイッチ・コンセントボックス部分にも隙間なく充填されるため、断熱材の性能をフルに発揮することができます。

断熱材について

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