こんにちは、リフォーム部の生盛です。
前回私のギターの木目などご紹介しました。
前回ご紹介できなかったギターとボディ材以外で使われているネック材の木材をご紹介します。
上の写真のボディ材はコリーナという薄い単板が貼ってます。
コリーナはおそらくギター業界での呼び方で、正式にはリンバウッドと呼ばれていてアフリカで採れる木材です。樹高は50mくらいになるようです。
こちらはバスウッド。
オークションで¥2,000で手にいれたギターを塗装を剥がして柿渋塗装にしたりして改造してます。
バスウッドはシナノキ科で材料は柔らかく加工がしやすいのですが、木口方向の支持力が弱くビスや釘を打って留めたりする場合は補強材が必要、なんて言われます。
軽量で狂いが少ないという特徴もあり、建築材では高級ブラインドのベネチアンブラインドや衣装箱などにも使われます。
こちらはネックという弦を指で押さえる部分の材料です。
弦の貼ってある表側は指板(フィンガーボード)と言います。
写真はマホガニー材のネックにローズウッドの指板を貼り合わせているものになってます。
安いギターですのでネックに節があります(笑)
ローズウッドは日本では紫檀と言われている材料でマメ科になります。
もう一枚ローズウッド指板と下側の写真はメイプル指板です。
メイプル指板のほうはウレタン塗装が剥がれて汚くなってますが、それも味だと勝手に思ってます。
ローズウッドの指板は一般的には塗装しません。汚れたらレモンオイルなどでメンテナンスします。
ネイプルネックの写真です。上下の写真は別々のギターネックです。
下段写真のネックのほうが安いギターで板目になってます。
ネック材は柾目のほうが強度があって良いと言われてますので、こういったところでも価格に反映されているのかな?と思いました。
身近にある木材に関心を持ってみてみると、木材にも個々の個性や特徴があって面白いですよ。
身近な木材を見つけて、観察してみてはいかがでしょうか?
ヤマヒロでは宍粟の杉材を使ったリフォームも得意です。
ご検討の際、是非お声がけください。
リフォーム部 生盛丈嗣