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古民家の屋根下地

ヤマヒロの『 年配ライダー 』です。お付き合い願います。

古い瓦葺きを改修する『 古民家 』で珍しい下地がありましたので、お知らせします。瓦自体の歴史は、平安時代とか奈良時代までさかのぼるとも言われているのですが、実際江戸時代とかでも庶民の住まいには『 瓦 』は、あまり使用されていなかった様です。

この瓦も、風化が激しく、瓦自体の耐力は残っていません。

瓦自体の留付けも釘やビスは無く、土をのせて土の粘着力のよる固定が主流となります。  古い建物は、どうしても瓦がズレてくるのは、この土の力が経年によって劣化するので瓦が重力に負けてズレてしまいます。

この建物は、大学の教授に見てもらったところ、200年前くらいの木材の痕跡があるとの事でした。  かなり歴史のある建物なんで下地がどうなっているのか? 解体時に野地板(合板)とかでは無く、   『 竹 』が出てきた時には、さすが200年前って感じでした。

この竹の上に『 土 』をのせて、瓦と竹を一体化させて強度出しながら葺き上げたモノと推測します。  杉皮を使ったり、桧やらさわらの板材を葺いていた時代ってすごいなぁ・・・。と、逆に感心します。

ヤマヒロ 谷口

谷口 充

谷口 充

常務取締役 リノベーション事業部

資格:一級建築士・一級施工管理技士

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