こんにちは、設計の玉中です。
3/29に申請が始まった三省合同補助金『住宅省エネ2024キャンペーン』ですが、予算消化が進んで申請期限よりも早く打ち切られそうなものが出て来ています。
毎月10日前後に前月までの申請状況のまとめが発表されており、
今回は10月10日に発表された時点での予算消化状況でご紹介します。
1. 子育てエコホーム支援事業
国交省が管理しているメイン補助金『子育てエコホーム支援事業』の予算消化状況ですが、
新築住宅:59%
リフォーム:55%
となっています。
新築住宅の方は3/29の申請開始以降、特に大きな波は無く申請が進んできた様子がわかります。
リフォームの方はシステムエラーの問題で、当初は複数の補助金に1度で申請出来る「ワンストップ申請」が出来ない状態で申請金額も伸びていませんでした。
「ワンストップ申請」が出来るようになった6/28からの2週間ほどでグッと申請金額が増えていますが、それ以降は2~3日で1%くらいの勢いで推移しています。
このペースのままでいけば12/31の申請期限の時には
新築は85%ほど、リフォームは80%ほどの予算消化で終わりを迎えそうです。
しかし、リフォームは工事が完成しないと交付申請が出来ない規則のため、10月に入ってからは着工さえしていれば申請出来る予約申請が増えると見込まれています。
工事中案件の予算枠を先に押さえることが出来る予約申請ですが、有効期間が3ヶ月しかなくて過ぎてしまうと無効になります。
なので、完工する時点で予算枠の残りに余裕がある見込みなら態々する必要はありません。
今までは予約申請をしていない会社さんも少なくないでしょう。
今後は有効期間が切れる前に交付申請期限になり、予約申請のハードルが1つ無くなります。
予約申請が増えることで工事が終わっていない案件の分も予算消化に加わり、今までよりも申請のペースが上がることが予想されています。
また、新築は注文住宅を建てるだけでなく「新築分譲住宅の購入」というパターンもあります。
弊社でも東加古川で『MYOUJINnoMORI』と銘打った山弘流分譲住宅が8月に完成し、販売を行っています。
「完成から1年以内でまだ誰も居住していない」という新築の条件を満たし、建物の断熱・省エネ性能も当然クリア。
交付申請期限である12月31日までに不動産売買契約を結んで必要な書類を揃えれば、子育てエコホーム支援事業の提出が出来ます。
物件についての詳細は記事の最後に紹介ページのバナーを貼っていますので、そちらからご覧ください。
2.先進的窓リノベ事業
環境省が管理する『先進的窓リノベ事業』では補助金額の最大が200万円と非常に大きいのが特徴で、工事金額に対する補助金額の割合も3つの中で最もお得です。
そんな『先進的窓リノベ事業』の予算消化状況は38%となっています。
4月末~5月初旬や8月中旬などの大型連休を除けば大きな波や変動もなく、ほとんど一定のペースで予算消化が進んできています。
このままのペースで進めば12/31の期限を迎えた時点では、だいたい60%くらいの消化状況になると見込まれます。
昨年度はこの補助金を目当てに内窓設置の注文が集中し、メーカーの工場が追い付かなくて遅延が発生していました。
しかし、今年度は遅延情報や混乱も無く、順調に処理が進んでの現在です。
エコホームと同様に予約申請は増える見込みですが、予算枠に余裕があることは変わりないと言えそうです。
3.給湯省エネ事業
経済産業省の管轄である『給湯省エネ事業』
その予算消化状況は、10/10時点で68%となっています。
3つの中で一番予算消化割合が高くなっていますね。
また、『給湯省エネ事業』には追加として「撤去加算」があります。
高性能な給湯器を設置するのに加えて、同時に古い電気温水器又は蓄熱暖房機を撤去する場合、補助金額の加算が受けられます。
この「撤去加算」の補助金額は『給湯省エネ事業』の中でも別枠として予算設定がされており、10/10時点での予算消化は79%となっています。
ちなみに翌日の10/11には撤去加算の予算消化が80%となりました。
昨年度は貰える補助金額が少なくてメリットが小さく、予算も余りまくりだった『給湯省エネ事業』ですが、今年度は貰える補助金額が倍近くに増えたことに加えて「撤去加算」も追加され、広く活用されるようになりました。
『給湯省エネ事業』としての予算は、このペースのままいけば申請期限の12/31頃にちょうど予算消化100%を迎えそうな状況です。
「撤去加算」の予算枠は既に8割に達しており、このままだと11月中には予算枠が無くなりそうです。
リノベーション工事・大型のリフォーム工事を行っている最中の案件などでは、ワンストップ申請でまとめて提出するために交付申請の準備を進めている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、申請予定に『給湯省エネ事業』も含んでいるのであれば、特に「撤去加算」の申請を予定しているのであれば、予約申請の提出も検討された方が良さそうです。
4.まとめ
10/10に更新された情報を中心に現在の予算消化状況について見ていきました。
子育てエコホーム支援事業の新築は59%、リフォームは55%で、
先進的窓リノベ事業は38%とまだ余裕があります。
しかし、給湯省エネ事業は68%、加えて「撤去加算」が80%に達して予算枠の終わりが見えて来ています。
施工店とよく打合せをして早めに書類を揃え、遅れたり忘れたりが無いようにしましょう。
新築事業部 管理設計 玉中健太
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姫路市・加古川市・たつの市を中心に
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