こんにちは、設計の玉中です。
氷ノ山の夏山開きイベントに参加した後、セレモニー会場「氷太くん」に隣接している氷ノ山の博物館『響の森(ひびきのもり)』も観覧して来ました。
氷ノ山自然ふれあい館『響の森』は氷ノ山後山那岐山国定公園、 1,510mの氷ノ山の中腹にある自然体験施設で、館内には氷ノ山の自然情報や登山道などの情報があります。その他に「インタープリター」と呼ばれる自然体験学習スタッフによる自然体験プログラムも実施しており、その窓口を担っています。
入口の手前には氷ノ山のブナ林に生息している天然記念物・イヌワシの影が載っている看板が設置されています。
館内は
入館してすぐの「エントランスホール」
2階までぶち抜きの目玉展示「森のジオラマ」
氷ノ山の自然や動物の習性などを知ることが出来る「学習展示ルーム」と「森の遊び広場」
キッズスペースと一体になっていて、ゆっくり氷ノ山の山並みを眺められる「展望ルーム」
イベントや団体での見学の際に使う「イヌワシホール」や「イーグルスカイシアター」
などがあります。
出入口には動物の骨が展示されていて、入館直後にギョッとさせられます。
エントランスホールの壁際には氷ノ山の基本情報や登山道のモデルコース紹介、季節ごとの写真の展示などがあります。
ホール中央部では氷ノ山周辺の河川に生息している魚介類や両生類が展示されています。
ただの広いホールというわけではなく、ここだけでも色々と学びがあります。
続いては「学習展示ルーム」の一角にある「ネイチャーラボ」です。植物や昆虫などを標本にするところを見学できます。
周辺にはシカやクマ、アナグマ、キジなどの剥製が設置されています。
隣の「森の遊び広場」は少し子ども向けの学習スペースで、鳴き声や足跡などから動物の生態を学んだり、着ぐるみを着て動物の気持ちになってみたり、軽く体を動かすことが出来るアトラクションがあったりします。
足跡を追いかけて広場の中をウロウロしながらクイズ形式で楽しく学ぶことができ、インタープリターの方々の一押し空間です。
「学習展示ルーム」はネイチャーラボだけでなく、氷ノ山の自然環境などについて学ぶ空間になっています。
氷ノ山にある約1600万年前の地層の写真やそこから採取した化石、
登山の記事でも触れました「お伊勢参り」に使われていた旧街道の資料、
氷ノ山のジオラマを用いたプロジェクションマッピングなどが見どころです。
1~2階ぶち抜きの目玉展示「森のジオラマ」は直径23m、高さ10m。
氷ノ山のブナ林を再現したジオラマ空間を螺旋通路で散策できるようになっています。
森の中には野生動物の剥製が設置されており、望遠鏡で覗いて観察できます。
また、展示に合わせて動画による追加説明ができるようにタブレットが各所に設置されていました。
ブナ林再現で薄暗い中での照明なのでピントが合いにくかったりガラスで反射してしまったりしていて、写真映りは良くないです・・・。
2階の「展望ルーム」では氷ノ山周辺の山並みを眺められるようになっており、ライブカメラを自分で動かして観察することも出来ます。
また、登山道を常に観察しているフィールドカメラの映像も見られます。
展望ルームの中央にはキッズスペースとなる小上がりの場所があり、外壁沿いの腰壁は本棚になっていて、絵本がたくさん備え付けられています。
休憩スペースには木製の椅子がたくさん設置されています。
館内を歩き回って疲れたら、山並みを眺めながら足を休められます。
博物館『響の森』だけを目的にして行くには少し遠く感じるかもしれないですが、
氷ノ山のことや動植物・自然について楽しく学べる施設です。
入館無料なのも嬉しいポイント!
近くへお出掛けの際には立ち寄ってみてください。
イベント情報や開館時間・休館日などの情報は下のHPからご確認ください。
響の森 (hibikinomori.gr.jp)
住宅事業部 実施積算課 玉中健太
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