総務の小林です。
今日も私の徒然ブログにお付合いいただき有難うございます。
さて、自然の力を取り入れて、快適な生活を送るための考え方に『パッシブ(受動的)』という言葉があります。
最近の家づくりにおいてよく使われますが、日本では昔から住宅に取り入れられてきた知恵でもあります。
その一例を紹介すれば、まずは何千年と受け継がれてきた竪穴式住居はその典型。
地面を掘って周囲に柱を立て、その上から茅(かや)や葦(あし)などの植物で屋根を葺いた皆さんご存知の竪穴式住居は、地表の温度に比べ安定している地面(土間)の温度を利用し、夏は少しひんやりと冬は少し寒さを和らげる生活のひとつの知恵。
また、茅葺の屋根は風雨をしのぐと同時に、空気の層がたくさんあることで断熱材としての性能があり、さらに雨降りで湿気の多い時期にはその水分を蓄え、晴れた日にはそれを蒸発させ湿度を調整する作用もあり、実によくできたパッシブ住宅です。
そのほか、風の強い地方で風除けために作られた防風林や、豪雪地帯で雪下ろしが容易に出来るように屋根を急勾配にした合掌造りなどもパッシブの工夫と言えます。
また、京町屋のように風の抜けが悪い町家建築では、建物の奥に坪庭を設け、そこに水を撒いて気化熱による温度差を利用することで風を呼び込む生活の知恵などは、夏を涼しく過ごすため昔の人が肌感覚と経験とで培ってきたパッシブ住宅です。
梅雨明け間近になり、いよいよこれから本格的な夏がやってきますが、生活の中にパッシブを取入れ、暑い夏を少しでも快適に過ごしたいものです。
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総務部 小林孝弘
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