こんにちは、設計の玉中です。
ネット記事で目に留まるものがあったので軽く紹介したいと思います。
近年では『ワーク・ライフ・バランス』という言葉が広く知られるようになっています。
昭和から平成前期にかけては、仕事が人生の中心でした。誰もがプライベートなど顧みず、会社人間として生きることが求められました。ライフは仕事の中にほんの少しだけ存在する、というイメージです。
平成の後期からはワークとライフを同等に扱おうという考え方が現れました。仕事は仕事、生活は生活ときっちり切り分け、どんなに忙しくても定時に帰り、プライベートには仕事を一切持ち込まない。
「仕事中心の人生」から抜け出そうという意味合いで生まれました。
それに対して『ワーク・ライフ・バランスはもう時代遅れである』と、京都先端科学大学ビジネススクール教授・名和高司氏は述べています。
趣味や家庭などのプライベートにかける時間を増やして働く時間を減らすことだけを考えるようになった結果、「仕事は楽だが大したスキルも身に付けられないままだった。」ということが起きています。
2021年11月に日経ビジネスで『ゆるブラック企業』という名前で特集が組まれており、働き方改革の失敗例の1つとして焦点が当てられています。
『ワーク・ライフ・バランス』の表面だけを見て会社が労働時間を減らすことだけを行い、生まれた時間をどう活用するかが置いてけぼりになった。あるいは業務効率化の努力を怠ったまま労働時間だけが短くなったために利用者が困っている。というケースについて指摘されています。
確かに力はついても超ハードワークという働き方は、今の時代にはそぐいません。現代の『ホワイト企業』は「働きやすく、力もつく企業」でなくてはならないのです。
それでは労働時間が短くなって生まれた時間をどう過ごしていれば良いと考えられるのか?
1つは当初の目的通り、家族や友人とゆっくり過ごす時間が増え、活力が生まれる状態。
1つは自己成長・キャリアアップのために資格の勉強や読書、新しい人脈を得るなどの活動。
大きくはこの2点でしょう。
この後者について
仕事以外の時間(私生活)においても仕事と完全に切り離すことが良いとは思えない。
そもそも仕事も人生の一部分であり、私生活と切り離して考えるものではない。
と前述した名和氏は考えているようです。
そこで提唱されたのが、仕事も人生の一部であるという言葉
『ワーク・イン・ライフ』です。
私ごととして考えてみても、その通りだと思います。
休みの日に1人で日帰り旅行に行く際には、その行き先は歴史的景観保存地区であったり、山林や滝・小川の綺麗な場所であったりします。
これは正に建築・町並みであったり、山弘の「再植林意欲が沸くように川上(山主)に還元し、森林整備や森林のサスティナブルな経営に寄与し、地球温暖化防止(森林のCO2吸収)や森林整備・環境保全に取組む」という考え方にも関連するところです。
しかし、仕事のことを考えながらプライベートを過ごしているからと言ってリフレッシュ出来ないということはありません。これらが自分の興味・関心があるもの、つまりは趣味なんです。
旅先で面白いものや心地よい空間があると、何かの際に参考になるかもしれないと思って写真を撮ったりします。そして旅先で得た知識や感性が、次の仕事に活かされる部分もあるかもしれません。
日常の中でも「この棚の高さだと使いにくいな」とか、
「この収納ケースは市販品だけど使いやすいな」とか、色んな発見があります。
例えば接客業の方ならプライベートの買い物の中で「この店にまた行きたい」と思った時に、店員さんの態度が良いのか、お店の見た目や雰囲気づくりなのか、売っている商品・サービスなのか、どこに魅かれてそう感じたのかを探ってみると自身の仕事にも反映できるかもしれません。
特別に資格の勉強したり仕事に活かせそうな場所へ行ったりするだけではなく、
ふとした気付きを活かそうとしているかどうか。それが自己成長に繋がっている
と言えるのではないでしょうか。
ヤマヒロにも4月から2人の新入社員が入ってくれています。
下記コラムで社長が話しているような
『趣味?建築です。』
と答えるような人材になってくれるでしょうか。
住宅事業部 実施積算課 玉中健太
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