皆さん、ご存じの姫路城。世界遺産」に登録されている世界に誇る名城ですね。建築に携わる身としては、魅力いっぱいの建築物です。五重六階地下一階の大天守に、3つの小天守が渡櫓で結ばれる構成の連立式天守です。
お城の周りには、実は散歩コースも充実していて「シロトピア記念公園」「千姫野小径」など見所があり、私の愛犬「小春」との散歩コースにもなっています。
ところで「姫路城で江戸城のロケをすること」が多いと思いませんか?コロナが騒がれる前に街歩きの達人・タモリさんが「ブラタモリ」でロケに来ていて、私の知らなかった「姫路城の秘密」を深堀りしていました。最近は、そのあたりも見学しながら散歩しています。
なぜ姫路城と江戸城がそっくりなのか?
①白漆喰のお城…漆喰はお金と手間が掛かり、維持も大変。秀吉の黒いお城を白いお城に造り変えたのは、新時代の幕開けを印象付けるため。
②天守群が連立式天守…同時期にできた連立式天守。防御に優れ、複雑な建築様式。
③堀が螺旋状(姫路城は左廻り、江戸城は右廻りの堀)
当時、「最強の城」と知られていた徳川家康の江戸城とソックリにすることで、西国の諸大名から幕府の戦う気力を失わさせる効果があったのではないかと思われますね。
そんな時代背景も考えながら楽しく、ワンコと散歩しています。
新築事業部」営業設計課 北岡大実