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街並みを考えて建てる

たつの市の伝統的建造物群保存地区(伝建地区)にて、築100年以上の建物をリニューアルしています。

元々、『 商い 』をされていた建物で住宅と併用にて使用されていたであろう建物を、『 テナント 』として生まれ変わらせているのです。 伝建地区での古い街並みを守ると言う、お役所からの指導はありますが、それ以前に街並みを壊すことなく、昔からそうであった・・・と思えるように配慮して改修します。

伝建地区において、古い建物を改修する場合、古く見せれば良いと言う訳にはいきません。 それは、たつの市の古い歴史の中で、育まれた建物の形であったり、雰囲気であったりと昔を掘り起こして再現するのです。 

また、隣近所の街並みを壊すような事も避けなければなりません。 例えば、軒先のラインとか高さを揃えるとか、外壁ラインを揃えるとか。

新築を建てるにしても、改修の建物であっても、場所は伝建地区に限らず、街並みを壊すようなデザインであったり、雰囲気を持ち合わす建物は、出来るだけ避けて『 昔からあった・・・ような 』雰囲気を持ち合わせた建物を造りたいものです。

谷口 充

谷口 充

常務取締役 リノベーション事業部

資格:一級建築士・一級施工管理技士

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