こんにちは、設計の玉中です。
富士旅行の1日目の後半、山中湖を出発して忍野八海へ向かいます。
富士旅行の過去記事は下の画像リンクからどうぞ。
富士旅行① 河口湖
富士旅行② 山中湖
忍野八海とは
忍野八海はかつて『富士山根元八湖』と呼ばれた湖沼群で、
富士山へ登拝する前に身を清める禊を行った場所とされています。
古来より登拝者には知られていたものの、本格的に隆盛期を迎えるのは江戸時代の1843年に禊池(行場)として8つの池に雨や水を司る神である八大竜王を配祀して参拝客向けに設えたことがきっかけだとされています。
1934年(昭和9年)に国指定天然記念物に、1985年(昭和60年)には日本の名水100選となり、2013年(平成25年)に富士山が世界遺産登録される際には構成資産の1つとして一部の池が含まれました。
現在ではパワースポットや撮影スポットとしても人気の観光地となっています。
訪れた順とは異なるので時系列とはズレますが、霊場番号順に1つずつ紹介していきます!
①出口池(でぐちいけ)
難陀(なんだ)竜王という雨乞時に拝まれる神様を祀る、忍野八海の中で最も大きい池です。
8つの中で1つだけ離れた場所にあり、周辺も観光地化してお土産屋さんや飲食店が並んでいる他の池と違って、森に囲まれた静寂な場所となっています。
訪れたのが日の暮れた18時前で、既に真っ暗。ほとんど何も見えませんでした・・・。
本当ならこんな感じの場所です。
清浄な霊水とされており、富士山へ向かう前に身を清める効果が特に強いと言われているようです。
②お釜池(おかまいけ)
①出口池の難陀竜王の弟で、兄と共に国を飢饉をから守ったとされる跋難陀(ばつなんだ)竜王という神様を祀っています。
忍野八海で最も小さく、約24㎡の池です。
池の形もお釜に似ているのですが、名前の由来は湧き水が釜の中で沸騰するように湧いてくるからだと言われています。
池の大きさは小さいですが、深さは約4mとなかなかで水量も多く、
深い部分は綺麗な深い青色をしています。
浅い部分には藻や水草が生えていて、釜の底から湧き出る水の勢いで揺れ動きます。
少し奥まった路地の先にあるので看板を見落とさないように注意が必要ですが、
路地のお店の庭と一体化して、庭園のような雰囲気が落ち着きます。
③底抜池(そこなしいけ)
雨乞の本尊とされる水神・大海竜王とも言われる娑加羅(しゃがら)竜王が祀られています。
8つの池の中で最も昔のままの姿が残っていると言われ、巨木の根元にある池の姿が特徴的です。
池の水は薄い青色ですが、とても透き通っていてかなり綺麗です。
底抜池は②お釜池と水脈が繋がっていると言われており、底抜池で落とした洗濯物がお釜池で見つかったという伝説もあります。
この底抜池は8つの中で唯一私有地内にある池で、
「榛の木林(はんのき)資料館」という施設の敷地内にあります。
資料館自体も趣ある茅葺の古民家です。江戸時代の建築様式らしいので、冒頭で述べた隆盛期の前後に建てられた築180~200年くらいではないかと思われます。中には生活雑貨や家財、地域の農業で使われていた器具などが展示されています。
資料館と底抜池以外にも少し小ぶりな民家と水車小屋もあり、
コチラも内部を覗くことが出来ます。
建物以外でも和風庭園としての設えが綺麗ですし、
人口池のカモやコイに餌をあげたり、
滝を眺めたり、ニジマスに触れてみたり、
入口ゲートの屋上では忍野八海の中心地・湧池周辺を上から観察出来たりします。
私有地の資料館なので有料ですが、大人300円と値段は手頃なので価値アリだと思います!
思ったより長くなったので、忍野八海は前後編に分けます。
後編では残り5つの霊場を紹介します。
住宅事業部 実施積算課 玉中健太
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