本日7月12日は、デコレーションケーキの日。欧米においてデコレーションケーキは、誕生日や結婚式、卒業式、出産祝いなど、特別な記念日になくてはならないお祝いの定番アイテムとなっているそうな。デコレーションケーキを切り分けるときは、飾りを一旦外す派の築山です。
本日ご紹介したい一冊は、
図解世界遺産ル・コルビュジエの小屋ができるまで
著者 :藤原成暁 八代克彦
発行者:澤井聖一
発行所:株式会社エクスナレッジ
初版 :2023年3月2日
この本は、世界一有名な小屋と言っても過言ではないと思われる、さらに付け加えると世界最小の世界遺産ともいえるカップマルタンの休暇小屋を、日本のものつくり大学校内にレプリカをつくろうという計画の全工程の子細な記録です。
本物のカップマルタンの休暇小屋があるのは、フランスの地中海を望む場所にある。日本からはざっくり20時間ほどかかる。もちろんレプリカつくりには実測が欠かせない。世の中に数多ある資料をかき集めても、実際に再現しようとすると、どうしてもわからない箇所が出てきたり、現物と設計図書(当時)が違っていたりする。実測といっても気軽に通える場所ではないし、相手は世界遺産であるから、とてもデリケートに扱わなければいけない。さらに言うと日本からわざわざ出向いたとしても実測できるのは、現地で行われている見学ツアーの中で行わなければならなかった、というから驚きだ。
実測本番彼らに許された時間は1回20分。1班4名で計4班構成の4回。限られた時間の中で漏れなく実測しなければならないので、事前準備は入念に行われた。平面図などの実測シートを25枚用意し各班役割分担を明確にし後の実測図面集も各班が編纂するという流れになっていた。さらに、実測では時間的制約のほかに大きな制約があった。それは実物にいっさい触れてはいけないこと。なので「格子の測定器」なるものを考案し持ち込むとともに、建築への敬意を表すために全員が白い手袋をはめることにしたのだが、これには現地案内係も面食らったようで途中からは「ご自由にどうぞ」と許されて無事全員担当の実測が完了することとなる。
実測の後、日本に戻り詳細な実測図面を起こし、最終的には実物大のレプリカを作成されていく過程が本当に細かく記録されているので、順にページをめくるだけでこちらも追体験ができる。ただ単に同じ大きさの模型を作る行為ではなく、実測を通じて設計者であるコルビュジエの想いを偲び、再現することで得られる学びがあるように感じられた。何よりその場所に長時間滞在が可能になるということが最大のメリットなのだろう。時間をかけて体験しなければ気づかないことは本当に沢山あるのです。
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