こんにちは、営業の小川です。
ヤマヒロ式デザインルールについて第4弾。
設計の順番についてお送りしております。
「駐車場」→「庭」→「屋根」
→「2階の間取り」→「1階の間取り」
今回は、
「2階の間取り」「1階の間取り」です。
建物は屋根から考えなければまずい、という理由を
前回いくつかあげてみました。
そのなかで、
間取り(部屋割り)を後回しにしていいのか?
という疑問が生まれたかと思います。
屋根が決まれば、屋根の骨組みが決まり
2階の柱位置が自然と決まります。
また、2階の柱位置が決まれば
1階の柱位置も自然と決まります。
この柱位置を動かさず
間取りを落とし込んでいきます。
例えるなら、
五七五のようなもの。
五七五とは、俳句の形式で
「五文字」「七文字」「五文字」
と決められた文字数の中で
自分の感情や季節の移ろい、風景を伝える
日本文化を代表する一つです。
ヤマヒロの間取りの考え方も
この「五七五」に似ています。
屋根から考えることで
2階の柱位置、また1階の柱位置も決まり
自然と直下率も高くなります。
また、構造に無理がなくなるため
余分な部材が減り、
”結果的に安くできる”など
メリットが沢山あります。
最初は、形式にとらわれ
窮屈な中で考えることは大変です。
しかし、それを繰り返すことで
当たり前となりより良いものは出来ないかと
何度も案を考えます。
制限のある中でこそ
余計な枝葉がそぎ落とされ
洗練された無駄のない間取りが
できるのではないかと思います。
お客様の理想の間取りを作ることも
大切なことではありますが
そこに外観や構造の要素も加味して
最善の間取りをご提案するのが
”プロの仕事”なのではないでしょうか?
次回は、
「プラン=間取り」ではない
というタイトルの意味、
設計方法について
お伝えしていこうと思います!
営業設計一課 小川純奈