総務の小林です。
今日も私の徒然ブログにお付き合い頂き有難うございます。
さて、これからまた暑い季節がやってきますねぇ。
まだエアコンが無かった時代、昔の人は風通しのいい浴衣や甚平、麻やゴザでつくった座布団などで工夫しながら、暑さを凌いでいました。
また私の子どもの頃はまさにそうだったのですが、子ども達は汗をかきながら外で遊び、帰ってくると、まわりに打ち水をした縁側に座って、井戸水で冷やしたスイカを食べたものです。
うちの実家にはエアコンなど無かったので、暑い時は風鈴の音を聞きながら、扇風機やうちわで涼を採ったものです。
ただ、これらは風をうまく利用した採涼の方法なんですよね！
ところで扇風機やうちわは風を起こすことで涼しさを感じさせてくれますが、起こした風が冷たいわけではありません。
風はあくまでもまわりの空気と同じです。
では、どうして涼しく感じるのでしょうか？
熱いスープを”ふぅふぅ”と吹いて冷ますのと同様に、空気は動くことで熱の放出を促進します。
つまり、汗をかいている皮膚の表面に風を送ると、皮膚の近くにあった空気と一緒に水蒸気が吹き飛ばされて、表面温度が下がりひんやりと涼しく感じられるのです。
冬に風が当たって寒く感じるのも同じ原理。
ただ、寒さや暑さは温度だけではなく、湿度にも大きく左右されるため、家の中で快適に過ごす上では湿度管理も重要にはなってきます。
総務部 小林孝弘
