総務の小林です。
今日も私の徒然ブログにお付き合い頂き有難うございます。
さて、もうすぐ新年を迎えるにあたり、初詣で絵馬に願いを託される方もおられることでしょう。
我が家でも子どもが受験の時には合格を祈願し絵馬を奉納してきました。
先日、神戸新聞に絵馬の記事が載っていたので少しご紹介します。
それによると絵馬の起源は古く、8世紀後半の奈良時代。
その時代の地層から馬の姿を墨で描いた板(=絵馬)が発見されているそうで、馬は神様が乗るとして神聖視されていたからというものらしい。
ただ、昔は大絵馬(大型の額にいわゆるプロの絵師が書いたもの)が主流で、現代のように祈願する本人が願いを書いて吊るす小絵馬のかたちになったのは文化文政(1804~1830)のころからなんだそうです。
また、明治から大正時代には絵柄が豊富になり、小絵馬を収集するコレクターも現れるほどに流行したときもあったようです。
近年は社寺が独自にデザインした絵馬に文字を書き添える形式が主流になったことで、誰かが書いた願い、例えば「子供の病気が治りますように」といった親の切実な願いが記された絵馬の文言を読んだ人が共感し、苦しんでいるのは自分一人でないと悩みや願いを共有するコミュニケーションのツールにもなっています。
言われてみれば、私自身も絵馬を奉納する際にちょいちょい横に掛けてある絵馬を見ては「同じ!同じ!」と知らない誰かの願いに共感し、妙に親近感を覚えたりします(笑)
ただ最近は、個人情報保護のため、絵馬の裏に貼るシールが用意されている神社もあるようで、今時と言えば今時なのですが、そうなればこれまでのように他人との共有もしにくくなりますね!
私自身はまだそのような絵馬を見ていませんが、皆さんも初詣に行かれた神社でちょっと絵馬を確認してみて下さい。
もしかしたら共感できない絵馬になっているかもしれません(笑)
総務部 小林孝弘