地震や台風など、様々な災害の中、住宅を作り続けてきた日本の国。被害があるたびに様々な工夫が生まれました。土間と床間を持つ家の造りなどは、寒暖や湿気対策もさることながら、大水での床下浸水への対策でもあったでしょう。雨戸や畳などもこれの一環ではないでしょうか。石場建てと言われる伝統工法は地震対策ですね。
現代は住宅そのものの災害対策もですが、保険や保証制度に対しても手厚くなっています。例えばヤマヒロでも以下のような保証制度を用意しております。
①住宅瑕疵保証 : 瑕疵に起因する雨漏れなどの修繕費用に対するもの
10年(メンテナンス点検の状況により15年)
②延長保証 : 10年ごとにメンテナンス工事を行うことで、住宅瑕疵保証を10年延長
③地盤保証 : 地盤の不同沈下など修復費用 最長20年間 最大5,000万
④シロアリ保証 : シロアリ被害の駆除施工にかかる費用の保証 10年
⑤設備延長保証 : 一部の設備について、メーカー保証を含む10年間の修理保証
⑥制震ダンパー : 地震のエネルギーを抑え、揺れを軽減させるもの
⑦壁内結露保証 : セルロース断熱の認定技術者による責任施工で、壁内無結露を保証 20年
⑧建物完成保証 : 住宅の完成までを保証
①〜⑤はどこのメーカーさんもやっておられると思います。ですが⑥〜⑧は、意外に珍しい保証制度かも。特に⑧は地場工務店としてはほとんどないのでは?これはヤマヒロが30年近く取り組んでいるOMソーラーの会員工務店ネットワークでお金を出し合って作った制度。たとえ工事途中に完成を待たずに工務店が倒産してしまったとしても、また、社長が急死したとしても、残った会員工務店が集めた補償積立金をもとにして完成させるというもの。
こうして見てみると、地場工務店ではありますが、なかなか充実の保証制度になっているのではないかと思います。が、これら制度を活かすにも、工事品質とメンテナンス点検があってこそです。
建築基準法、瑕疵担保責任保険の法的基準はもとより、自社の施工基準を構築。それを基に10回の外部機関からの監査を受けています。現場は多くの現場監督や職人が入ります。人によっては新人や不慣れなこともあることを見越して、品質が違わないようにチェックする意味を持っています。
そして、ヤマヒロはリフォームも力を入れておりますので、アフターの点検は毎年です。柱や梁など構造部材、設備機器、屋根や窓などの不具合を見つけながらメンテナンスを行います。これらが整っていれば、保証制度が生きてきます。それだけでなく、家の人でできるメンテナンスの講座も定期的に開催。メンテナンスは力を入れております。
その他、確定申告セミナー、OBサークル、感謝祭、毎月の情報DMなど、アフターサービスを重要視。注文住宅設計施工の工務店ですが、やはりリフォーム屋さん。そして製材工場の3つの顔を持つ会社らしく、力を発揮していきます。