こんにちは、営業の小川です。
先日、京都へ行く用があり
偶然にも
前々から気になっていた
お寺があったので
立ち寄ってきました。
「圓通寺」という寺院をご存じでしょうか?
圓通寺は、江戸時代初期に
後水尾上皇が比叡山の眺望がすぐれた場所を求めて
築いた幡枝離宮の跡地に建立されたお寺とされ、
昔の眺めを現在に伝える
比叡山の借景庭園と知られています。
比叡山は、6㎞先に位置し
その区間にビルや大きな建物が建たないように
景観も守られてきたそうです。
また枯山水の庭園としても有名です。
枯山水とは、
水を用いずに岩や砂、苔などを使い
平面上で表現した日本庭園の様式です。
一面の苔の中に約40の石が配置されているようで、
当時、後水尾天皇本人も
石の配置や作庭に携わったと言われています。
圓通寺は、庭園に向けての撮影は可能ですが
建物内は撮影禁止になっています。
帰り際、住職らしき方に声をかけられました。
”最近は寺院や神社の内部を撮影できるところが多くなっているがそんなことをしているとそのうち潰されてしまう。”
ネット社会になった現在、
検索をすればすぐに写真がでてきます。
やはり写真では味わえないことが
沢山あるのでしょう。
おそらくあの言葉には、
もっと深い意味が込められた言葉なんだと思います。
色々考えさせられました。
圓通寺に来られる方は、
ほとんどがリピートの人だそうです。
実際に目で見て感じる魅力が
何度も足を運ぶ理由になっているはずです。
営業設計一課 小川純奈