私の母校、兵庫県立龍野高等学校のすぐ近くに、古町屋を利用した、ミニチュアミュージアムができております。息子と一緒に行ってきました。
昔のたつの市をモチーフに、鉄道模型を走らせています。30分おきにストーリー仕立てで、“夕焼け小焼けの赤トンボ”が流れ、50年ほど前の情景豊かなたつの市が再現されています。
たつの市の城下町は、今年、重要伝統的建築物群保存地区(通称:重伝建地区)に指定されました。通常、重伝建地区と言えば、古い建物が並んだ単なる住宅地になりがちですが、たつの市は、観光客誘致も睨んで、テナントを募集し、ここ数年で30店舗ほどのお店ができております。
このミュージアムもその一つ。高校時代に毎日通った街並みが、古くて良いものを活かした新しい店舗ができて、賑わいを取り戻しつつある姿が、単純に嬉しく感じました。
実はヤマヒロも、たつのの町屋をいくつも直しております。この後もいくつかのプロジェクトをお手伝いさせていただく予定。
町屋は日本の住宅建築の集大成の一つの形。これに携われることは、建築屋として光栄です。