設計の築山です。最近リノベーションの仕事をしてまして、参考にひっぱりだしてきた雑誌がなかなかよかったのでご紹介します。
建築知識ビルダーズ23
時を刻み、住み継ぐ住宅 堀部安嗣RENOVATION(リノベーション)
2015年発行なのでちょいと前のものですが、今見ても古びた内容でなくとても新鮮です。建築家・堀部安嗣というと、ストイックで洗練された新築のイメージをもつ人が多いかもしれませんが、実際には仕事の1割が改築だそうです。ページをめっくて目に映る写真は、「これがリノベ?新築にしか見えんのだが。」というものばかり。
中でもこころに沁みた記事を紹介
改修の苦労や
工夫が
残らないように
ゲストルームの天井は、既存の窓の上端に合わせて低く抑えている(1,930mm)。窓の下端は、既存の窓の腰高よりも高くして、デスクが自然に納まるように調整し、開口部のプロポーションをひきしめている。
もともとそうであったかのような納まりに細かい調整を施したディテール。見習いたいところですね。
住宅事業部営業設計1課 築山