いよいよ寒くなってきました。一度パッチをはくと春までぬげない営業設計の築山です。
本日も一冊ご紹介。
中村好文 百戦錬磨の台所VOL.2
著 者：中村好文
発行所：株式会社学芸出版社
初 版：2021年11月10日
以前ご紹介した、同名VOL.1の続編というところでしょうか。
第二弾であります。
今回は、リフォーム案件が３件と改修におけるひきこもごもがぎゅっとつまっております。
特に著者が設計された住宅を築後36年ぶりに大改修するというエピソードは、かなり勉強になります。
この話の台所改修の肝は、収納量の増設にありました。建築当時はコの字型で造られていたのですが、コーナー部分の収納を有効活用すべくニ型配置の台所に変更し、カウンター部分のダイニング側にも大容量の収納を配して、ようやく３６年のあいだに増えた調理器具や食器を納めることができたようです。
が、それも束の間、増設したはずの引出や、食器棚にもビッチリ！ギッシリ！
最後に著者から忠告が。
食器、鍋釜、調理器具は知らない間に増殖する性質を持っていることを肝に銘じておきましょう。
前回のVOL.1同様、図面や写真多数掲載されており、台所にまつわる施主との話も読みごたえがあります。台所にこだわる食いしん坊の方々にぜひ手にとっていただきたい一冊です。
営業設計１課 築山
