こんにちは。設計の玉中です。
10月10日の日曜日に宍粟市一宮町の山田地区という場所で
『棚田の灯り』というイベントが始まりました。
棚田の灯りは宍粟市一宮町染河内516にある
「センターみはらし」という場所がイベントの中心地となります。
山田地区は石垣で作られた棚田が広がっている地域で、日本の原風景と言われることもあるようです。
例年なら9月から年末にかけて何度かお祭りがあり
その中でも一番の見所として注目されるのが『棚田の灯り』のライトアップです。
昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になっていたので、棚田の灯りも2年振りの開催です。
17時にライトアップを始めるということだったので、ピッタリ17時の到着を目指して現地入り。
着いたときはまだ明るくて、ライトアップはされているのですが灯りはわからない状態でした。
せっかくなので明るい内にちょうど見ごろを迎えていたコスモスやろうそくの様子を撮影。
棚田とその間を通る道に沿って
約1500個のろうそくと
約3000個のLEDライトが設置されています。
ろうそくはペットボトルに土を重しとして入れた中に立てて、
紙を被せたお手製の灯篭です。
道の灯篭は白紙のものが多いですが、
中には地域の子どもたちがイラストを描いた可愛らしいものや
ピンクの紙を被せて少し違った雰囲気の灯篭も。
地元の方が1つ1つ丁寧に火を燈していきます。
暗くなってくるとろうそくやライトの灯りがハッキリとしてきます。
この日の昼間は屋外にいると熱中症になりそうなくらい
よく晴れて暑くなっていたのですが、
日没を迎えても雲が少なくて夕焼け・月・星といった自然の光とも調和していました。
メイン会場である「センターみはらし」の芝生広場では
ハート型に作られた灯篭のモニュメントが。
モニュメントの灯篭にも文字や絵がたくさん描かれていて
「棚田の灯り」と書かれたものの他にも
「コロナに負けるな」のような今の情勢を反映させたものもありました。
灯篭はろうそくに火をつけているので安全のため初日のみで撤去してしまうとのことですが、
棚田のライトアップ自体は年末まで楽しめるそうです。
近くまでお越しの際には少し足を延ばしてみてはいかがでしょうか?
実施積算課 玉中健太