総務の小林です。
今日も私の徒然ブログにお付き合い頂き有難うございます。
私どもの家づくりに欠かせない木材。
山弘はスギを主に使用していますが、そのスギの模様を形づくる年輪。
もちろんスギに限ったことではありませんが、私たちが知ってる木には年輪があります。
年輪は「成長輪」とも言いますが、日本では木の成長周期は一年なので、年輪と一般的には呼びます。
では、この成長輪はどうようにつくられるのでしょうか。
木の外側の樹皮と木材部分の間には形成層と呼ばれる組織があり、その細胞分裂により環状に大きくなります。
木の成長が盛んな春から夏は盛んな細胞分裂によって直径の大きな細胞が多くつくられるのに対し、夏から秋は直径の小さな壁の厚い細胞がつくられるため、この結果、すき間の多い細胞からできている部分とすき間の少ない細胞からできている部分で色の濃淡が生じます。
この一年のサイクルにより木は成長するため、年輪がはっきりと現れ、その数を数えることで木の年齢(樹齢)が分かるのです。
一方、熱帯地域はといえば、木の成長輪 はその周期が年単位ではない(一年を通して成長する)ために正確に測定する方法はないそうです。
ただ、何か歴史的な出来事の時期と一致するようなことがあると、現在の幹の直径とその時からの年数を見れば、ほぼ平均の年間成長量がわかり、同じ樹種であればその直径によってその木の大体の年齢を推測するそうです。
日本に住んでいれば木には年輪があって当たり前だと思っていますが、意外にもそうでない木もあるんです!
総務部 小林孝弘