空間の質を考える上で、窓台(窓の下枠)の高さは非常に重要な要素。部屋の中をどんなに良い素材で作っても、どんなに豪華な家具を設えても、窓台の高さが間違っていたらまさに台なし。
畳の間のような床に座り込む部屋ならば、はき出し(床と同じ高さ)にするか、45cmの高さまでにしておくのが良いでしょう。
ソファーに座るならば、窓台は60cmの高さが合います。
ダイニングテーブルのある部屋は70cmの高さで、横幅の大きな窓台が気持ちが良いですね。
部屋の中の細かなディテールを侮るとせっかくの家がもったいない。 名作と言われる建築は、豪華な部材で固められたものではなく、細かなディテールの集大成です。
三渡 眞介