設計の中村です。
対ウッドショックにおける
県産材・国産材を使える設計
第4弾です。
前回は、
平面的に構造を把握する
工夫の1つ目として
外周部に一間ごとに柱を建てる
ことをご紹介させていただきました。
本日は
その2つ目です。
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内部の梁は、2間まで。
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前回で
外周部が決まったので
今回は内部のお話です。
我々は
内部など
梁をとばせる範囲は
2間までとしています。
そうすることで
梁せい=梁の部材の高さを
最大330mm
というように決めています。
これは
もし梁を現しにして
架構を意匠として見せる時に
一番きれいである点
また
そこまでの梁せいにする
というルールにすると
使用する部材の種類を
絞れることができ
よりコストも
抑えられるからです。
例えば
図のように
前回同様に
4間x4間の
大きさの建物だった場合
真ん中に
柱一本で構成することが
可能になります。
そうすると
平面的には
8帖の部屋が
4つとれることになります。
この8帖の中に
各部屋の関係性や
外と内との関係
家具や
そこで過ごす
人と人との距離を
落とし込んで
間取りをつくっていきます。
話は変わりますが
本来
間取りとは
単なる部屋割ではなく
上記のような
様々な関係性を
考えてつくったものを
さすとも思っています。
このように
梁は2間まで
といったルールを
採用することで
ほぼほぼ出来たも同然です。
でも
これでは
間取りは数パターンしか
出来ないのでは?
といった不安の声も
聞こえてきそうですが
実は
無限に出来るのです。
次回は
そのことについて
紹介していきます。
営業・設計課 中村将之